今が一番、寒い時期ではないでしょうか。毎年、冬になるとお客様から寄せられるご質問があります。「冬は寒いから外壁塗装に向いていないのでしょうか」というご質問です。これに対しては「塗料の性能的には何も問題もなく施工できますが、お住まいの立地と環境と建材によっては時間がかかることが稀にあります」というのがお答えになります。
まず塗料の性能についてですが、ほとんどのものが気温が5℃以上から塗装可能となっています。作業するのは日中ですから、関東でしたら5℃以上になることがほとんどです。気温についてはほぼクリアできます。もちろん、暖かい時に較べて塗料の乾燥時間はかかりますが、「今日は下塗りで明日は中塗り」と一日一工程ずつ進んでいきますから、十数時間以上の間隔を開けられるのでこちらも問題はありません。外壁塗装については冬でも問題になることが少ないのです。
冬で問題になることが多いのは屋根塗装の方です。立地や場所にもよるのですが、屋根に霜が降りることも少なくありません。この霜も日当たりが良く、風通しも良いところでしたら、問題はないのですが前述の条件の逆、日当たりが悪く、風通しが悪いとかなり厄介です。朝、仕事を始める頃になると霜は溶けていることが多いのですが、屋根は濡れています。濡れていると塗料が密着しないので、工事はできません。これは拭くことによって解決できる場合とできない場合があります。金属屋根の場合、拭き取ってしまえばしはらくすると乾くので塗ることができます。 頭を悩ませるのはスレート(コロニアル・カラーベスト)です。朝、現場に付き次第、水分を拭き取ります(濡れていると滑るので慎重に行います)。これで解決することもありますが、スレートは屋根材同士の重なっている部分の面積が多く、いくら拭きとってもここに水が微妙に残っていることが多いのです。拭きとってもしばらくすると染み出てくるということを何回も繰り返すこともしばしばあります。方角を見てみると北側に面しており、ご近隣の建物の影響で風通しが悪く、日も当たらないとなれば、湿ったまま一日を終えてしまうこともあります。たまたま気温が高く、晴天の日が数日間続いてくれれば乾いてしまうのですが、こればかりはお天気頼みになります。 関東では1月が最も晴れの日が多いので、それで解決することも多いのですが、稀にこういうことも起こりえます。お住まいの立地と環境によってはお時間がかかってしまうことをご了承ください。
記事内に記載されている金額は2021年05月27日時点での費用となります。
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