君津市にお住まいのお客様はから「軒天井に大きなシミが出来て、腐っていないのか心配」とご相談を受け、点検に訪れました。
軒天に化粧ベニヤが使われており、その劣化が全体的に進んでいますとすべてを張り替える必要も出てきます。そうなると、結構な費用がかかってしまいます。お客様のお住まいは… ケイカル板が使われていました。ケイカル板というのは略称で、正式にはけい酸カルシウム板とよばれており、酸化カルシウムと二酸化ケイ素、水からなるものです。原料には石灰石と珪藻土が使われています。ケイカル板も経年劣化はしますが、耐用年数が長く、メンテナンスとして適切な時期に塗装を施してあれば、かなりの寿命を誇ります。 築年数が30~40年以上の建物は当時の消防法の基準が低く、防火性の低い化粧ベニヤも軒天に使われていました。化粧ベニヤは薄い木材を何枚も張り合わせたものなので、劣化してくるとそれが剥がれてきます。ケイカル板ですとその心配は無井でしょう、耐火性にも優れている為、張替えカバー工事のリフォームには、多用されています。
こちらの軒天のケイカル板は塗装も施して在り、張り替えるほどではありませんでした。今回は雨漏れにより、染みができてしまいました。ある程度時間が経ってしまうと、浸み込んだ色は落とすのが難しくなります。肝心なのは雨漏れをまず止めることです。今回の雨漏りの原因は破風部分の経年劣化でしたので、金属板金によりすべてカバーしました。これで雨漏れは解消します。雨漏れが止まったところで塗装をやり直し、綺麗な軒天になりました。
塗装を施しますと新品のようで、張り替えたかのようにも見えます。下地のケイカル板が破損していなければ、短時間な工期でお安い価格で済みます。ただ仮設足場が必要なため、お家の大きさにより、価格が変動してしまいます。せっかく足場の仮設費用を出すのでしたら、外壁塗装や屋根塗装と一緒に工事するのがお勧めです。いずれにしても約十年ごとに外壁塗装はやらなければいけない工事なのですから。仮設足場さえあれば、今ではDIYとしてホームセンターなどで誰でも簡単に塗れる水性塗料などもありますから、お気軽に塗装ができます。見上げての作業ですので、首は痛くなりますが。失敗なく美しく仕上げるにはやはり専門業者に頼むのが一番です。お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2021年05月27日時点での費用となります。
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