君津市にお住まいのお客様の蔵は何と大正時代に建造されたもので、築100年を経過しております。外壁は土壁でしたが全て取り除き、新たな壁を施工いたします。お客様は蔵という概念を取り除き、居住空間にしたいとのお話でした。
景観は蔵のイメージを残しつつ、居住空間として使用いたします。一階部分は金属サイディングを使用いたします。以前は土壁に波板トタンでしたが、今後まだまだお住まいとして使うため、耐用年数が長い金属サイディングに致しました。アイジー工業の商品でガルスパンNEO-Jフッ素です。ガルバリウムで中に断熱用のポリイソシアヌレートフォームが入っている為、防音効果と断熱効果の高い外壁材です。
二階部分はお客様の拘りで、どうしても漆喰仕上げにしたいとのご要望がありました。現在では漆喰を容易に施工できるように、現在ではラスカットというベニヤがございます。防水性に優れており、表面にモルタルチップが吹き付けてあって凹凸があります。そのため、一昔前の施工と違いラスカット自体に直接、練り物なんかを塗ることができてしまいます。今まではラス下地を打ち、防水紙を貼り、金網ネットを取り付けて行くという工程でしたが、ラスカットベニヤですと一枚貼るだけで済み、工期も短縮が可能です。
ラスカットは耐震性もありますので、漆喰を塗った後にクラックが入ることも少なくなります。築100年以上経つ蔵なので今後の地震対策としましても、耐震性を考慮する必要がありました。お部屋の中にもベニヤ下地を入れていますので今後、建物の揺れは最小限になります。ジョイント部分にはラスカット専用ボンドがあり、雨漏りの心配もございません。漆喰は下地ができた後、塗る工程に入ります。一階部分はブラックですので、二階部分に漆喰の真っ白な壁が出来ると、ひと際引き立つと思います。できあがりが早く見たいものです。
記事内に記載されている金額は2021年05月27日時点での費用となります。
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