君津市で築100年経つ蔵の改修工事をしています。今回は特注品の玄関扉を取り付けましたので、ご紹介いたします。
蔵の入口になる玄関ドアになります。本来、蔵の入口は重い一枚引き戸でできています。これは火災から蔵本来の役割である持ち主様の財産を守るためで、扉は厚くできているのです。重量があり、年数が経つと歪みや倒れなどが生じて開けづらくなってきます。今回のお客様の要望は「蔵の風合いを残しつつ、軽い扉がよい」とのことでした。現在の玄関ドアは比較的大きなものが主流で、ほとんどがアルミやガルバリウムでできています。昔と違い、歪まず、ねじれなどはほとんどありません。
今回の玄関ドアはLIXILの商品ですが、オーダーメイドによる完全な特注品です。既存のもののカスタムメイドではありません。品番も無く、原寸大で作った玄関になります。一枚扉を戸襖調に作った中に納まるようにいたしました。蔵の風合いを残しつつ、引き戸ドアの特長である大きな扉ができました。引違扉のよい所は比較的間取りが大きく取れるところです。車イスなどが入りやすく、定位置のまま片手で扉の開閉ができるのが特徴です。前後に大きな開口スペースを必要としないため、古くから使われています。デメリットとしては他の扉と違い、開閉のために扉下の戸車(車輪)があるため、密閉率が悪くなります。現代ではものてせは発生することがほぼなくなりましたが、大風などが吹くときなどに風切音がすることもあります。
玄関扉がほぼ完成いたしました。下レールに補強のアングルを取り付け、レールが下がらない様に左官したら100パーセント完成です。モダン建築が定番になる中、引違扉の玄関扉が減少しつつあります。将来の体の事を考えると、必要性を実感できる引違扉ではないでしょうか。
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記事内に記載されている金額は2021年05月25日時点での費用となります。
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