君津市にお住まいのS様は100年以上前に建てられた貴重な蔵を所有しております。長年に渡り、メンテナンスをして来ましたが、外壁のトタンの経年劣化により張り替えを決断し、大きな改修工事をすることになりました。
一階部分のこれまでの壁は土壁にトタンが貼り付けてあります。トタンは経年により劣化が進み、補修不可能でした。張り替えても耐用年数が短いため、これから先、何度も張り替えが必要になってきます。そこで耐用年数が長い、ガルバリウム(金属サイディング)を設置することになりました。外壁は土壁でしたので水平がとられていなく、直さなければいけない状態です。全ての土壁部分を取り除き、胴縁を打ち変えました。アイジー工業のガルスパンNEO-Jでフッ素加工されているサイディングに変更します。金属サイデングの特徴として、ガルバリウムなので耐用年数が高く、表面が金属なので水分を吸収せず、汚れやコケによる被害が最小限に抑えられます。
二階部分は「お客様の蔵外観のイメージを大切にし、漆喰を塗り直したい」とご要望がありました。しかし既存の漆喰状態が悪く、下地からやり直しました。下地にはラスカットを使用いたしました。ラスカットはベニヤを加工した製品で、株式会社ノダの商品です。表面にポリマーモルタルを塗布したものです。表面に直接、左官工事できるように凹凸があります。非常に防水性が高く、耐震性能も備えたベニヤになります。左官工事の工程を短縮できるのもメリットの一つです。
ガルバリウム鋼板を設置した蔵は、まだまだ少なく、トタンなどのものが多く見受けられます。耐用年数にかなり差が出てきますし、何度も修理を繰り返すのであれば、ガルバリウム鋼板に変えてみた方がトータルのランニングコストが抑えられます。ほとんどメンテナンスがいらなく、この100年以上経つ蔵もこの先まだまだ現役で使用できます。
記事内に記載されている金額は2021年06月11日時点での費用となります。
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