普段はあまり意識しませんが、モルタルやコンクリートなどの外壁、スレートなどの屋根材はアルカリ性です。なので、モルタルやコンクリート、スレートなどに外壁塗装や屋根塗装する際、塗料はアルカリ性に耐えるものでなくてはなりません。JISの定める試験には塗料の耐アルカリ性や耐酸性を調べる試験もあります。モルタルやコンクリート、スレートなどは様々な建築物に用いられていますので、この試験は非常に重要なものと言えるでしょう。
○浸漬法
塗料が塗られた試験板を規定の試験液に浸漬し、塗膜に変化があるかを確認する。
○吸着媒体法
規定の試験液を含ませた板紙を塗料が塗られた試験板に置き、皿で被う。一定の時間が経過した後、板紙を取り除き、塗膜に変化があるかを確認する。
○点滴法
塗料が塗られた試験板の上に、規定液の試験液(約0.1ml)を垂らし、一定の時間が経過した後、塗膜に変化があるかを確認する。
●熱による変化を調べる耐加熱試験
真夏の炎天下、屋根の表面温度は70℃近くまで上昇します。塗膜の高温に対するに試験はもっと過酷な環境に曝されます。
○125℃(誤差プラスマイナス2℃)に熱せられたオーブンに塗料が塗られた試験板を入れ、一定時間を経過させる。その後、オーブンから取り出し、23℃(誤差プラスマイナス2℃)まで冷ましてから、塗膜に変化があるかを確認する。
これだけの試験というか試練を乗り越えてきた塗料であっても、10年、20年で劣化してしまうわけです。そう考えると自然の力は本当に凄まじいものです。
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