外壁塗装や屋根塗装の塗料は様々な試験を受けてから、市場に出回ります。それぞれの試験はJIS(日本工業規格)よって形式と規格が定められており、同一の条件下でテストが行われるのです。その中でも今回は引っかき傷や曲げなどの物理的な試験をご紹介します。
●塗膜の硬さを測る試験~引っかき硬度を計測する鉛筆法と荷重針法~
引っかきに対する塗膜の硬度を測定する試験です。
○鉛筆法
鉛筆法は文字通り、鉛筆を用いて塗膜の硬さを測定します。6B~6Hまでの鉛筆を用意し、試験装置を用いて塗膜に傷をつけた鉛筆の硬さがそのまま硬度となります。硬度も『B』など鉛筆の硬さがそのまま表示されます。こういった測定試験にも身近な物が使われているのは驚きですね。
○荷重針法
塗装した試験板を測定装置でテストします。針に一定荷重をかけて引っかいていき、塗膜が規定された範囲まで貫通しているかどうかで判断します。
●耐屈曲性を測る試験~可撓性~
塗膜の柔軟性を表す性質に可撓性があります。基本的に円筒形に押し当てて曲げるのですが、様々な試験方法があるようです。塗り替え用の塗料ではこちらのような方法で測ることが一般的なようです。
外壁塗装の用いられる塗料は塗る場所や外壁材によって求められる柔軟性が変わってきますので、硬ければよいというものでもありません。ある程度の柔軟性がないと、地震や振動でヒビが入りますし、寒暖による伸縮にもついていけないことになります。
記事内に記載されている金額は2021年06月08日時点での費用となります。
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