外壁塗装や屋根塗装には守らなくてはいけない様々な時間が存在します。今回はそれらをまとめてみました。
●塗料を乾かすための乾燥時間
外壁塗装には塗るという工程だけでも、シーラーやフィラーを使う下塗り、ご依頼いただいた塗料で塗る中塗り、再びご依頼いただいた塗料で塗る仕上げの上塗りと3つあります。それぞれでの工程で塗った塗料が乾かないと次の工程へは進めません。この乾燥時間は塗料ごとに明確に決められています。こちらでナノコンポジットWの乾燥時間とクリーンマイルドシリコンの乾燥時間を紹介していますので、ご覧ください。
●2液型塗料の可使時間(ポットタイム)2液型塗料は塗料を硬化(乾燥)させるために化学反応を利用しています。硬化剤を加えて、硬化(乾燥)させるです。硬化剤を混ぜてしまった塗料は化学反応が進み、どんどん硬化していきますから、一定時間内に使い切らないといけません。この時間を可使時間(ポットタイム)と呼びます。化学変化は温度に大きく左右されるため、可使時間は夏場は短く、冬場は長くなります。
●下塗り後、中塗りは○日以内に済ませなければならない
下塗りで使うシーラーやフィラーは塗料を密着させるはたらきがあります。この密着力は時間が経つと落ちてしまうため、塗料によっては「下塗り乾燥後、○日以内に行ってください」と定められているものもあります。夏場は3日以内、他の季節は5日以内や7日以内といった塗料が多いようです。
●使用期限
2液型塗料は硬化剤を混ぜない限り、化学反応が起きませんので長期保存が可能です。それに対して、1液型塗料は保存期間が短いものが多いのです。低汚染でなおかつ高い耐候性を誇るナノコンポジットWも使用期限は以外に短いのです。長寿命の塗料であっても使用期限が短いというのは何か変ですね。
塗料の乾燥時間を気にする方は多いと思いますが、使用期限まで気にかける方は少ないのではないでしょうか。以前、一部の悪徳業者は安く手に入れた使用期限の切れた塗料を使っているという話を聞きました。
これら全ての時間を守らないと美しく頑健で長寿命な外壁塗装や屋根塗装にはなりません。しっかりとした施工をする業者を選びたいものです。
記事内に記載されている金額は2021年06月09日時点での費用となります。
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