外来語が多かったり、科学用語が使われていたりして不自然な程に難しく、理解しにくい外壁塗装や屋根塗装用の塗料の用語。スレート(カラーベスト・コロニアル)屋根の高性能下塗り塗料「ベスコロフィラー」のカタログには『シーラーレスフィラー』と記載されています。この『シーラーレスフィラー』とは何なんでしょうか。
まずは分解していきましょう。『シーラーレスフィラー』のうち「シーラー」は屋根塗装でも、外壁塗装でも普通に使われる下塗り材のことです。「密着させるもの」という英語、「sealer」が語源です。次に「フィラー」ですが、こちらは通常の下塗り前に行う下塗りに使われるものです。塗装する面の小さな穴や凸凹を埋め、均一にする目的で使用されます。微細な穴や段差があるとそこだけ、塗料がつかないという現象が起こりえます。例えば、微細な穴や段差にシーラーが付かないとそこに仕上げ用塗料が塗られてても、剥がれやすくなります。その前にシーラー塗布時と同じようにそこだけ、仕上げ用塗料が付かないかもしれません。それを防ぐためにフィラーで凸凹を埋め、均一にするのです。
それでは改めて『シーラーレスフィラー』とは何なのでしょう。「レス」はシームレス(縫い目無し)やワイヤレス(ワイヤー無し)と同じ意味です。意訳すれば、シームレスやワイヤレスのように本来、あったものがなくなってもその機能を果たすとなるかもしれません。全てを総合させて考えると、シーラーなしでも仕上げ用塗料を満っちゃさせることができる(便利な)フィラーということになるのではないでしょうか。確かに『シーラーレスフィラー』を名乗る「ベスコロフィラー」は傷んだスレートの表面を平滑にし、なおかつ仕上げ用塗料を密着させることのできる便利で高性能な下塗り材です。
記事内に記載されている金額は2021年06月11日時点での費用となります。
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