目紛しく変わる天気、梅雨のこの時期はいつも雨との戦いです。天気予報で「午後3時頃までは雨の心配はありません」と言われても、外壁塗装で塗った塗料が完全に乾くまでは本当に心配です。では、塗料が乾くまでいったいどのくらいの時間がかかるのか、今回はそのことをご説明したいと思います。
●塗料の乾く時間は塗料の種類、温度や湿度によって変化する。
当然の話ですが、乾くまでの時間は塗料の種類や銘柄、温度と湿度によって変わります。やはり洗濯物と同じように温度が高く、湿度が低い方が乾く時間は短いです。下塗り、中塗り、上塗りの各工程でも乾燥時間は変わってきます。
●工程内間隔時間と工程間間隔時間
工程内間隔時間とは同じ塗料を重ね塗りする時に経過させなければいけない時間です。中塗りと上塗りは同じ塗料で行うので、この時間を厳守します。工程間間隔時間は違う塗料を重ね塗りする時に経過させなければいけない時間です。下塗りではシーラーやフィラー、中塗りではそれとは違うご依頼いただいた塗料で塗りますので、この時間を厳守します。
●気温23℃ 人気のナノコンポジットWで標準的な外壁塗装をした時の乾燥時間は?
超低汚染塗料して人気のナノコンポジットWではどのくらいの時間が必要なのでしょうか。
1.ナノコンポジットシーラーⅡを下塗りに使用した場合、工程間間隔時間は2時間以上
2.ナノコンポジットWで中塗りと上塗りで経過させないといけない工程内間隔時間は2時間以上
3.上塗り終了後、養生を剥がせるようになるまでの時間(最終養生と呼ばれています)は24時間以上
下塗りにナノコンポジットフィラーNを使った場合の工程間間隔時間は16時間以上、リフレッシュサーフェーサーエポを使った場合の工程間間隔時間は3時間以上になります。最終的に同じ塗料で塗るといっても、下塗りに違うものを使えば工程間間隔時間は変わってくるのです。「下塗りが終わって、2時間程度しか経ってないのに塗り始めた」、「下塗りが終わったら、まだ日も高いのに『今日の作業はこれで終了です』と帰られてしまった」ということも起こりえます。心配な方は工事が始まる前に下塗り・中塗り・上塗りと各工程ごとの乾燥時間を聞いておくとよいでしょう。ナノコンポジットWでは上塗り終了後から養生が剥がせるまでは23℃でも24時間以上かかります。結構、長い時間です。
記事内に記載されている金額は2021年06月10日時点での費用となります。
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