シーラーやフィラーを使う下塗り、ご依頼いただいた塗料で行う中塗り、仕上げの上塗りと外壁塗装と屋根塗装は基本的に3回の重ね塗りを行います。塗り重ねを行う場合、工程間間隔時間と工程内間隔時間を守らなければなりません。
塗料の乾燥時間を細分化しますと、下のように4段階のプロセスを経て、乾燥と硬化が進んでいくことがわかります。
●指触乾燥 塗装した面に指で軽く触れた時、塗料が付かないぐらいの乾燥です。この状況では重ね塗りはできません。 ●半硬化乾燥 塗装した面を軽くこすった時、跡が残らないぐらいの乾燥です。この状況になれば工程間間隔時間や工程内間隔時間をクリアしている状態ですので、重ね塗りを行うことができます。 ●硬化乾燥 塗装した面を強く押しても指紋による凹みがつかない、塗膜の柔らかさを感じられず、固定されている状態です。前述のような動作を繰り返し行っても、塗装した面に跡がつかないくらい乾燥しています。最終養生とも呼ばれる状態で、全ての部分を塗り終わっていれば、養生を剥がすことができます。塗料によってその時間は違いますが、気温23℃で24時間が一つの目安になります。 ●完全乾燥 最終養生で完全に乾いたように見える塗料ですが、塗膜内部は完全に乾いていなかったり、硬化反応が続いています。この乾燥や硬化反応が完全に終了するまでには塗料によっては数ヶ月以上の期間が必要になることがります。硬化乾燥以後は完全乾燥に達していなくても、降雨などで影響を受けることはありません。しかし、酸やアルカリ、薬品に対しては脆弱ですので、洗剤を使ったお掃除などは避けた方が良いでしょう。
記事内に記載されている金額は2021年06月07日時点での費用となります。
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