屋根塗装・外壁塗装に使用される塗料は化学技術の結晶です。化学分野ではよく「架橋」という言葉が使われるので、ご説明したいと思います。
●架橋とは橋をかけること
一般に架橋とは橋を建設すること、または建設された橋を指します。化学分野で用いられる架橋とはポリマー同士を連結し、物理的、化学的性質を変化させる反応のことです。難解に思えますが、様々な建材が集まって適切に連結(組み立て)されれば、頑丈な橋が出来上がるイメージで良いと思います。
実は身の回りには架橋よって作られたものがたくさんあります。髪の毛をはじめるとする人間の体毛もタンパク質のシステイン同士の架橋で「コシ」を保っていますし、車などのタイヤも架橋によって成型されたものです。
それでは屋根塗装・外壁塗装に使用される塗料の架橋性とは何なのでしょうか。塗料は塗られた直後から乾燥や化学変化を起こし、固まっていきます。この硬化が架橋であり、丈夫な塗膜が出来上がること、イコール架橋性が高いというわけです。ここでいう丈夫な塗膜とは単純な硬さのことではなく、丈夫さのことです。弾性塗料では求められる弾力性がなければ優れた架橋とは言えませんよね。
余談ですが、塗料の価格はその大半が開発費で占められているそうです。
記事内に記載されている金額は2021年06月09日時点での費用となります。
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