外壁塗装に用いられる塗料の中には「透湿性に優れている」ことを掲げているものがあります。透湿性とは文字通り、湿気を通すということです。これだと雨水なども通して、塗膜の下に入り込んでしまいそうなのですが、大丈夫なのでしょうか。今回は透湿性と通気性についてご説明します。
現実として、透湿性や通気性に優れる塗料は耐候性が高く、長寿命のものが多い傾向にあります。透湿性を一つの特徴としているラジカル制御形ハイブリッド高耐候性塗料パーフェクトトップは普通のシリコン塗料より長持ちですし、通気性を一つの特徴としている100%アクリル塗料のエラストコートも長寿命です。これらの塗料で雨水が染み込んで塗膜とその下の外壁材がダメになったという話は聞いたことがありません。
●答えは小中学校の理科の中にあった
物体は固体・液体・気体と3つの状態があります。水の場合、この中で最も分子が大きいの固体です。最も小さいのが気体になります。つまり液体である水は分子が大きいので塗膜をすり抜けられず、気体である湿気は分子が小さいため、塗膜をすり抜けられるのです。気体と液体の分子の大きさに着目し、応用したのが透湿性を持った塗料なのです。
この分子の大きさを利用した透湿性や通気性は外壁塗装の塗料だけでなく、様々な分野で応用されています。建築では壁材や断熱材などの各種建材、身につけるものとしては靴、レインウェアやウィンタースポーツウェアなどです。
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