少し昔のお話です。外壁塗装・屋根塗装前のお住まい点検時にあるベテランスタッフに同行した際、彼は屋根に上るなり、「花が咲いてるなあ」と言いました。その当時は真冬でお客様邸の庭には花など咲いていなかったものですから、恐らく隣家の庭のことを言ったのだろうと思ったのですが、やはりというかどうも違うようです。
帰り際の車中の中でそのベテランスタッフに「先程、屋根の上で『花が咲いてる』とおっしゃっていましたが、お庭に花はありませんでした。隣の家に寒椿でも咲いていたんですか?」と聞いてみました。すると彼は急に笑い出し、次のことを教えてくれたのです。
「あれは花のことじゃなく、屋根塗装の状態のことを言ったんだよ。お客様のお住まいは金属屋根だっただろ。塗膜がところどころ剥がれていて、点々と下地が見えている状態を『花が咲いてる』と言うんだよ。塗膜が膨らんできて剥がれて、下地が見えるようになって色が変わる。見ようによっては花のつぼみが膨らんできて開花したようにも見れるだろ。業界用語だよ。」
建築業界の人も粋なことを言うもんだなとしばし感心したのですが、お住まいの金属屋根がそんな状態になってしまったら大変です。間もなく錆が発生し、穴が開き、雨漏りに繋がってしまうでしょう。素敵な言葉でもお住まいには大変なことになっていることもあるので、注意しましょう(画像は全てイメージです)。
記事内に記載されている金額は2021年06月08日時点での費用となります。
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