外壁塗装や屋根塗装に使われる塗料はその耐久性を測るために耐候性試験を行います。長期的に見て、どのように劣化していくのか、どのように変質していくのかをテストし、記録するのです。その耐候性試験には2つの方法があります。促進耐候性試験と屋外曝露試験です。
●促進耐候性試験
人工的に太陽光・温度・湿度・降雨などの屋内外の条件を再現し、劣化を促進させる。短時間で製品や材料の寿命を予測できる。
こちらのメリットは短期間で製品が評価できることですが、いかんせん人工的なので劣化を精度良く再現することは難しいようです。
●屋外曝露試験
屋外にサンプルを設置し、実際の劣化を記録する。
ご存知のように外壁塗装や屋根塗装に使われる塗料はだんだん変色し、劣化していきます。
こちらのメリットは実際の環境とほぼ同じため、非常に正確なデータが取れます。ただ、長い時間がかかるのがネックです。塗料や建材の開発はなかなか手間のかかるものなのです。
これら耐候性試験は企業や第三者機関で行われており、それぞれ様々な場所に屋外曝露試験場が設けられています。いづれも苛酷な環境であることが特徴です。例えばトヨタ車体研究所の屋外曝露試験場は鹿児島の桜島の近くにあります。周辺の火山によって排出される火山灰やその影響による酸性雨や酸性霧が過酷な環境を再現してくれるようです。有名なところでは関東だと銚子に屋外曝露試験場があります。海の近くでなおかつ強風というなかなかの環境です。また寒さの厳しい北海道にもそれを利用屋外曝露試験場や試験場があります。
ビーチリゾートで有名な宮古島にも屋外曝露試験場があります。いずれも観光地に近いですから、ちょっと訪れてみたくなりますね。
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