川崎市高津区で全体点検と屋根外壁塗装のお見積り依頼を頂きました。外壁は苔等が目立ちにくい色にしたい、汚れにくい塗料にしたい等ご希望が出てくるようですが屋根となると、カバーを検討した方が良いのかと状態の方を気にされているようでした。屋根は簡単に見ることも出来ませんので、点検の際に写真に収めお客様に状況報告と工事の提案をさせて頂きます。
築10年のスレート屋根、一見すると苔も目立たず、既存の塗膜色が残っているように見えるため、悪くないのではないかとも見えますが。しかし、屋根材に白い所が点々と…これは塗膜が大きく剥がれ素地が見えてしまっている状態です。素地が紫外線で傷み始めると、塗装をしてもすぐに剥がれてしまう、反ったり割れてしまう弱い屋根材になっていきます。素地を保護するためにも・雨漏りしていないからと言って、メンテナンスを怠るのは避けましょう!
また寄棟や少し形の変わった屋根に多いのが、棟の継ぎ目のコーキングです。劣化することで少しずつ隙間を作り、棟板金内部の貫板という木材を腐食させてしまいます。このコーキングは通常耐久3~5年とも言われていますので、想像以上に屋根のメンテナンスが定期的に必要なことが分かります。
こちら棟換気が付いていますがところどころ表面が傷付き錆が出てきています。板金自体は錆びにくいものですが、例えばアンテナなどの鉄部を設置している住宅はもらい錆で近くの物も一緒に腐食してしまいますので施工の際にはしっかり錆止め塗料で錆での劣化を防ぎます。 最後に先月まで頻繁に接近していた台風で被害が出やすいのが、棟板金の飛散です。風で棟が動くことによって徐々に釘が浮いてきてしまいます。抜けてしまうと風で煽られ飛んでしまいますので、釘の浮きを確認した際には貫板の腐食具合の確認をした上で、ステンレスビスでしっかり固定いたします。今回は素地は見えてはいますが傷みは少ないようですので塗装工事でのお見積りを作成させて頂きます!
記事内に記載されている金額は2021年05月28日時点での費用となります。
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