松戸市のお客様のベランダ防水がだいぶ劣化しておりましたので、ガルバ鋼板外壁カバー工事と合わせてベランダ防水工事の再施工を行うこととなりました。お客様のベランダは壁際から外側に向かって傾斜を設けて、ドブと言われる溝に雨水を排水させる方式になっています。そのドブの部分のウレタン防水塗膜が剥離しており、排水の妨げにもなっている様子でした。施工の方法としては、田島ルーフィング㈱のオルタックスカイ複合工法で行います。OSTW‐3A仕様というもっとも標準的な仕様になります。それでは工事を見ていきましょう。
下地から完全に剥離している古くなってしまったウレタン塗膜を剥がすことからスタートです。完全には取りきれないことが多いのですが、極力旧塗膜の撤去にと止めてまいります。
表面の凹凸をなるべく平滑にするために電気工具を使用して削ってならしていきます。作業としてはサンディングともよばれています。
削りかすなどの細かいほこりを取り除いた後にプライマーの塗布を行います。OSTW-3A仕様は清掃・下地作成を除いての工程として5工程からなっておりますが、まずは第一工程です。使用材料名称は同社のOTプライマーA、使用容量は0.2㎏/㎡です。乾燥後に下地の動きを防水層に伝達させず、下地からの水分の蒸発に伴う防水層の膨れを発生させないためにオルタックシートGSという特殊なシートを敷設いたします。これが通気緩衝工法ともよばれる所以です。オルタックスカイの仕様では複合工法と呼ばれています。特殊シートは、防水紙で有名な同社が開発したものなので信頼性が高く安心ですね。オルタックシートGSの敷設が第二工程となります。
第三工程、第四工程は防水層を作るオルタックスカイを塗布して行きます。オルタックスカイの特徴は工程ごとに色がわかりやすくなっていることです。主剤と硬化剤を規定量混ぜ合わせて使用いたします。第三工程ではオルタックスカイを2.0㎏/㎡、第四工程では1.5㎏/㎡使用いたします。
オルタックスカイの塗布後の様子です。非常に鮮やかな水色です。これを見たお客様でこのままでいい!とおっしゃられるお客様もおられます。夏のプールサイドのような気分にさせてくれますね。ですが、このままでは防水層がむき出しになっている状態ですので、紫外線等から保護するための保護材を塗布しなければなりません。ちなみに写真左角の床から突き出ている銀色の筒が脱気塔と呼ばれるものです。第二工程で敷設したオルタックシートGSの裏側にある溝を伝ってきた水蒸気の放出口と言えば分りやすしかもしれません。もちろん、ここからの雨の浸入は有りませんのでご安心ください。
いよいよ第五工程のOTコートA、の塗布です。色のバリエーションは多種ありますが、汚れの目立たなさから考えますとグレー系が無難となります。あくまでも好みの問題ですのでご希望があれば選択可能な色からお選びすることも可能です。塗布後は最低一日ほどは立ち入りをしないでいただく様お願いいたしております。外壁の刷新と合わせてベランダもキレイで漏水の危険もなくなりました。ベランダ防水でお悩みのお客様がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。いろいろなお悩みに対応させていただきます。
記事内に記載されている金額は2021年06月05日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。