せっかく新築の時にデザインや柄が気にいってお選びになられたサイディング。そろそろ外壁も汚れてきたし塗装をS無ければいけないのかな?と思った矢先にそのお気にいりの柄が生かされないとわかったらあなたはどうしますか?江東区のお客様もそのような感覚をお持ちでいらっしゃいました。もともとのサイディングのもっている質感や光の当たり具合で微妙に色合いが異なる雰囲気がお好きでイメージを残して外壁を塗り替えたいのがご希望です。そこでのご提案としてクリア塗装というものがあります。読んで字のごとくですが既存のサイディングに透明な塗料を塗って保護をしてあげる塗装です。当然クリア層で覆われるだけですので、下地の状態はそのまま塗装後にも表れてしまいます。ですので下地があまり傷んだり汚れていないうちに行うのが好ましいのです。
二種類のサイディングで構成された外壁です。石積み柄のイメージは残して全体的には新築のような状態にしたいのがお客様のご希望です。石積み柄では無い方のサイディングは苔が繁殖し始めて薄緑色っぽくなってきています。
クリア塗装の注意点は全て「ありのまま」という事です。何かの映画の歌では無いのですが釘の跡や傷、サイディングの柄の間にゴミがあればそれすらもコーティングしてしまうことになります。洗浄で落とせるものは高圧洗浄でキレイにし、釘跡や傷も可能な限り事前にタッチアップをおこない目立たなくする技術が求められます。使用する塗料の代表格は日本ペイントのUVプロテクトシーリーズです。今回は耐候性を考慮して4Fクリアーを使用いたしました。
通常の外壁塗装は下塗りを含め3回塗りが一般的となっていますがクリア塗装では2回塗りとなります。いくらクリア層とはいっても厚くなればクリア感は損なわれてしまいます。
仕上がった状態です。新築時のイメージを重視して、クリア塗装のツヤは一番ツヤの少ない5分ツヤといたしました。石積み柄では無い方のサイディングはピュアアクリル塗料エラストコートを使用しています。こちらは完全にツヤ無の塗料となるためバランスも考慮しています。サイディングの継ぎ目にあるシールは後打ちと呼ばれるクリア塗装を行った後に充填する方法で施工しています。ぴったりと外壁の色にあうシール材の色でバッチリ決まりましたね。写真では伝わりにくいですが全体的にキレイになってクスミが消えたような仕上がりです。気にいった外壁の模様や柄をキレイなままにしておきたいお客様は一考の価値ありです。
記事内に記載されている金額は2021年08月10日時点での費用となります。
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