葛飾区のお客様から塗装工事の調査見積もりのご依頼をいただきお伺いさせていただきました。屋根と外壁の塗装工事がご希望です。千葉県北西部から東京都東部にかけては急に三階建てや四階建ての建物が増える気がいたします。お客様の家も三階建てでいらっしゃいました。外壁はタイル調の意匠性サイディングボード仕様です。お客様の仕上がりのイメージは原状回復との事でクリヤー系の塗料を使用しての塗装工事をご提案させていただきました。クリヤー塗装はどのようになるかと言いますとイメージとしては現状のサイディングボードを水で濡らした感じがイメージとしては近いでしょうか?そのため、傷や洗浄では落ちない汚れはそのまま残ってしまいます。意匠性を保ったまま外壁を保護するメリットがある代わりにそのようなデメリットも生じてしまう為、クリヤー塗装を行う場合はあまりチョーキングが発生していない状態でやる方が好ましいです。本来のサイディングの感じが取り戻せない可能性もありますのでご検討のお客様は早めの塗装をご検討下さい。
全体として汚れとサイディングボードの波うちが気になる感じです。日当たりのよいベランダ側の外壁には一部が濃い汚れのような筋が見られます。洗浄である程度落とせればよいのですが。
クリヤー塗装を行う際に跡が残りそうな部分の建物入隅のシール跡です。施工後のトラブルを避ける意味でもお客様と一緒に点検は欠かせないですね。外壁サイディングボードの目地部分は亀裂が目立っています。新築時に使用されるコーキング材では長期にわたる変質を防ぐことは難しいです。このような目地は打ちかえと呼ばれる一度コーキングを撤去して新たなコーキングを充填していく方法で処理を行います。クリヤー塗装の場合は後打ちといって外壁サイディングボードに塗装を行った後にコーキング目地の施工を行います。
記事内に記載されている金額は2021年06月02日時点での費用となります。
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