お住まいの建材の中で非常に耐久性が高いものとしてあげられるのが陶磁器がベースとなっているものです。陶器瓦は色褪せもほとんどしませんし、寿命は50年とも言われています。また同じ原料から作られる外壁材の陶磁器タイルは外壁塗装の必要がないともいわれています。どんなに頑健で劣化の心配のない建材は頼もしいのですが、その周りに使われる建材も耐久性が高いかというとそうではありません。瓦の場合は漆喰の方が先に寿命が来てしまいますし、タイルの場合は目地のモルタルが傷みだします。
目地が傷みだしますとそこに水が浸透していき、エフロレッセンス(モルタルの成分が溶け出してきて白く汚れる)や凍害、塩害を招きます。凍害はタイルの剥がれや欠け・割れを招きますので、補修が必要になります。
目地のモルタルの吸水を防止し、エフロレッセンス(モルタルの成分が溶け出してきて白く汚れる)や凍害、塩害を防ぐのが「グラシィガード」です。表面に塗膜を形成せず、モルタルの目地へ深く染み込み、吸水防止層 を形成するので、タイルの意匠性を損なうことがありません。通気性と透湿機能にもすぐれています。 タイルの目地や下地のモルタルは地震などでクラックが発生することもあります。メンテナンスフリーと言われるタイルですが、やはり定期的な点検は必要なのです。
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