お見積もりを依頼してから約1ヶ月、2週間ほどかかった外壁塗装と屋根塗装もやっと終わりました。お家は綺麗になったし、これでやっと明日から落ち着いた生活に戻れます。施工業者からは「悪いところも直しましたし、丁寧な仕事をしました。これで、この先10年は安心ですよ」と言われました。人当たりの良い業者だったので、『良い工事をしてくれたのだろうな』と思っていたら、実は雑な施工をされていたという事例を紹介します。
他のお家よりも傷んで見えるというお家
きっかけは木更津市のお客様からのご相談でした。『築20年で今回が2回目の外壁塗装と屋根塗装なのだが、同じ時期に建てられた周りの家よりも傷んでいるように見える』とのことでした。築20年となると、それこそノーメンテナンスで来てしまったお家はかなり傷んでいます。正しい時期に正しいメンテナンスを行ってきたお家と較べると、その差は歴然です。木更津市のお客様は10年前に外壁塗装と屋根塗装をしているとのことでしたから、気になることはあっても周りの家より傷んで見えるということはないはずですが…
知識不足? それとも故意?
スレート屋根の塗装の状態を見るのに屋根にのぼって一目で分かりました。低品質な工事がされていたことを。棟板金にさまざまな場所にシーリング材が盛られていました。親切心でやったのか、手抜きだったのかは分かりませんが、おそらく棟板金が軽く浮いていたのでしょう。本来ならば棟板金を交換すべきですが、されておらず、シーリング材が詰められていました。自社で施工できないのならば他の業者に頼むべきですが、このような処理を行って何もお客様に告げず、工事を終わらせてしまう業者も存在します。
見えないところは手抜きをするという悪徳業者の実態
棟板金の交換自体はそれほど大規模な工事ではありません。ちょうど足場も仮設されているし、他の業者に頼めば問題なく進んだでしょう。もしかしたら、自分達でも施工できたのかもしれません。それなのに彼らはなぜ行わなかったのでしょうか。それは棟板金を交換することによって工期が延びてしまうからです。棟板金の交換は1日程度で終了します。1日程度ならと考えがちですが、屋外ということで天気も気にしなければなりません。明日から3日間、雨の予報がでており、なおかつ次の現場での着工日が決まっているとしたら、現在の現場はできる限り、早く終わらせる必要がでてきます。「屋根塗装したばかりなのに雨漏りしてきた」というクレームが入るのも避けなくてはなりませんから、シーリング材を盛って取り敢えずの処理をしたのでしょう。見えない場所、見えにくい場所ではこういったことが起こります。
屋根の一部ではなぜか集中して塗膜が剥がれている部分もありました。色褪せしているとはいえ、他の部分は経過年数なりの傷み具合でしたから、ここだけ下塗りの乾燥が不十分なうちに塗ってしまったのではないでしょうか。
屋根塗装や外壁塗装の恐ろしい部分はこのように年数が経過してみないとその工事品質が分からないところです。また、傷みが目に見えはじめていても、その原因は施工不良なのか、経年なのかを判断するのは大変、難しいものがあります。不具合は経年や環境のせいにしてしまえるから、いつまでも手抜き業者が減らないのです。こういったことを防ぐためには長期保証を付けている業者を選ぶべきです。街の屋根やさんは最長15年の保証をしております。0120-948-349
記事内に記載されている金額は2017年10月31日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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