屋上の塩ビシート防水を行っています。まずは現状の防水層の上に絶縁シートを貼っていきます。
絶縁シートは劣化した現状の防水層から新しい塩ビシートを保護するため全体に貼っていきます。
塩ビシート防水はどんな下地状況にも対応可能な工法で耐久性もアップしています。
古いタイプのゴムシート防水は接着工法でしたが塩ビシートの場合は金具を使って固定していく所が
大きな違いです。膨れやはがれの心配がなくシート自体の耐久性も大幅にアップしています。
防水工事には排水口のドレンを新しくする必要があります。古いドレンは内部で経年劣化しています。
腐蝕して穴が開いている場合も予想されます。確認が難しい場所なので新しいドレンを取り付けます。
現状の口径より少し小さくなりますがこれで雨漏りの心配はなくなります。屋上やベランダからの雨漏り
箇所で一番多いのがドレンの周りからといわれていますので防水工事の際にはドレンも新しくすることを
お勧めします。
屋上の平面部は写真のIHディスクを取り付けシートを固定します。固定の方法は専用の器具でシートに
熱を加えるとシートとIHディスクが強力に接着し剥がれる事は有りません。防水工事にはいろんな特殊器具
が必要です。防水工事も日々改良され進化しています。
これは専用の接着剤です。塩ビシートどうし、塩ビシートと鋼板などの接着に使用します。
塩ビシート防水には接着剤はごく一部にしか使用しませんがこの接着剤は強力なものです。
取扱いは難しい物ではなく手と手に付けても接着しませんので安心して使えます。
この器具は塩ビシートどうしを密着させるためのものです。半田鏝の大型版のようですね。
この器具の先端から540度の熱風がでます。熱風で塩ビシートを溶解しシートどうしを密着させます。
強烈に密着するので剥がれる心配は有りません。防水工事はいろんな器具を使って施工していきます。
隅に見えるものが塩ビ被覆鋼板というものです。この鋼板と塩ビシートを接着させ固定します。
先ほど紹介した接着剤を使用します。平面はIHディスクという金具で固定する工法です。
昔のシート防水は全面に接着剤を塗ってシートを貼っていく工法でしたが防水面に凸凹があると
完全に接着できないという欠点がありめくれ、膨れの原因になっていました。
塩ビシート防水は部分的に金具を使って固定するのでめくれ、膨れの心配がなくなりました。
笠木部分の端に鋼板を取り付けこの部分までシートを貼っていきます。そして接着剤を使って止めます。
先ほども紹介した特殊な接着剤は強烈に接着しますので雨水が入る心配は有りません。
笠木部分からの雨漏りの事例は多くありますので笠木部分までシートを貼る事で防ぐことが出来ます。
屋上の立ち上がり部分を除いて平面は塩ビシートを貼りほぼ出来上がりました。
平面はスムーズに進みますが立ち上がり部分は複雑な形状もありますので時間がかかります。
複雑な所ほど雨漏りのリスクが高いので確実な施工が求められます。
2階に小さなベランダが有ります。こちらはウレタン防水密着工法で施工しました。
人間が1人入るのがやっとの大きさですね、職人も苦労しながら作業を終える事ができました。
当社の職人はやりにくい場所でも手を抜かず一生懸命施工しますのでご安心下さい。
記事内に記載されている金額は2017年10月05日時点での費用となります。
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