天神橋商店街にある8階建てのビルです。台風21号により搭屋の下あたりに雨漏りが発生しています。
まずは搭屋に上がり調査しています。土間はウレタン防水が全体に劣化が進んでいます。
土間にはクラック、穴が開いている状態です。ドレンは泥で詰まった状態になっています。
雨が降るとプール状態になっていると想像されます、とりあえずドレンの掃除をすることになりました。
受水槽タンクが乗っていますが排水管カバーが劣化し穴アキ状態です。
そしてタンクの外側部分のFRPがヒビ割れをして剥離しています。タンクは2重構造になっているので
すぐには影響は出ないと思いますが修理が必要です。全体的に搭屋の劣化は進んでいますので
搭屋は総合的に修理の必要が有ります。
前回当社で工事をしたのが7年前になります。工事の内容は外壁塗装のみのでした。
搭屋の防水はしていなかったので推測すると10年以上は経過している計算になります。
ウレタン防水の耐用年数は工法にもよりますがこちらの工法では7~8年が限界と思われます。
ウレタン防水の工法によっては10年保証の工法も実在しますがこの現場ではその工法は取り入れて
いないようです。屋上防水は耐用年数も大きく影響しますがそのほかにも鳥による害や飛来物による
害も有り非常に傷みやすい場所でもあります。定期的な点検や改修工事が建物の寿命を延ばす事
に繋がります。当社では点検が必要な時期に来るとお知らせを出しています。
次回は早めの連絡を待っていますので忘れないようにお願いしたいですね。
防水層に穴が開いている所が数か所確認できます。
鳥の可能性もあります。今回の雨漏りの原因の1つになっている可能性が高いと思われます。
現状施工されているのはウレタン塗膜防水密着工法と言われる防水です。
ウレタンゴムは伸張性、耐久性に優れた防水材です。ウレタン防水材は現場で塗布硬化させますので
下地になじみやすく密着性に優れています。ウレタン防水材は複雑な形状の現場や障害物がある場合
にも簡単に施工が可能でシート防水と違って継ぎ目がない防水層を形成します。
工法によっては10年保証を出すことも可能な優れた防水材です。
搭屋の上にFRP製の受水槽が設置されていますが劣化しヒビ割れしています。
2重構造になっているのですぐに問題はないと思いますが取り替えの検討が必要ですね。
こちらの建物は築36年経過しているそうです。設備関係も年数的に入れ替えの時期に
差し掛かっています。笠木の鉄板も塗装が劣化して塗り替えの時期に来ています。
建物の維持、管理はコストが掛かります。ましてビルになると高額になるので計画的に
積み立てる必要が有ります。
記事内に記載されている金額は2017年10月31日時点での費用となります。
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