本日はALC4階建て事務所の雨漏り調査に伺っています。築28年になるそうですが一度も手を入れていない
そうです。ほとんどの階で雨漏りが発生しています。外壁の目地のシーリングは劣化しヒビ割れが激しく外壁の
ALC板もクラックが無数に入っている状態です。なぜここまで放置したのか分かりませんね。
配電ケースが腐蝕していますので取り替えないと漏電の可能性が有ります。危険な状態になっているので
早期に取り替えを勧めました。ALC板は内部に無数の気泡があり断熱性に優れた外壁材ですがクラックを
放置するとそこから内部の気泡を通って雨水が侵入し雨漏りに繋がります。
ほとんどの階での雨漏りの原因は外壁からの可能性が高いですね。
サッシ廻りの防水はシーリング材で守られていますがシーリング材は10年を経過すると弾力が無くなり
力が加わると破断します。その結果雨漏りが始まります。シーリングの打ち替えは10年毎と言われています。
雨漏りしてからでは遅いので定期的な点検とメンテナンスが建物の耐久性を伸ばす条件になります。
屋上に鉄骨でゴルフ練習用のネットが張られています。良き時代のなごりでしょうか、最近は使用した形跡が
見当たらないですね。無用の長物かもわかりませんがこの鉄骨の付け根からの雨の侵入も考えられますので
気を付ける必要が有ります。鉄部は5年毎の塗装が必要になりますが見た感じでは10年以上は経過している
感じがします。腐蝕してしまうと撤去費用が高くつきますので早めのメンテナンスが必要です。
搭屋の排水ドレンあたりから雨漏りがしています。4階のトイレの天井にも雨漏りの跡が見えます。
ここまで放置すると内装工事も必要になって来ます、天井の貼り替えになります。
雨漏りは見た目だけではなく躯体に大きなダメージを与える場合もありますので軽く考えないで
応急処置だけでも早急にしておく必要が有ります。鉄骨の建物の場合鉄骨自体の腐蝕は建物
全体に悪影響を与え耐震性や耐久性が著しく悪くなるので災害時には大きなダメージを受ける
可能性が高くなるので注意が必要です。
記事内に記載されている金額は2017年12月01日時点での費用となります。
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