笠岡市吉浜で外壁塗り替え工事を2棟連続で塗装しています。本宅と離れを塗装していますが、本宅はすでにフッ素樹脂塗装仕様で完成しました。離れは外壁にクラック(ひび割れ)が多く発生しており、このまま塗装するとまたクラック(ひび割れ)部分が開く可能性があるので、下地処理を入念にしました。軽微なクラック(ひび割れ)はコーキングを充填すればある程度防止出来ますが、大きく開いたクラック(ひび割れ)はそうはいきません。そこで大きく開いたクラックは一度サンダーを使用しVカットして切開します。その部分に変性シリコンコーキングを充填します。その後にシーラーを塗布し、塗装膜も厚みを付け弾性系の塗料で仕上げます。通常の塗装方法はローラーに塗料を付け、均一に塗りますが、厚みを持たせるには、ローラーを変更しなければなりません。
使用しているローラー(動画)は砂骨ローラーといい、ローラーの表面が凹凸状になっています。凹凸部分に弾性塗料が付着し、そのまま塗布する事で塗料に粘性があるので必然厚膜となります。
塗布した状態を見てみると、塗膜の表面が凹凸になっています。通常の場合だと薄くしか塗布する事は出来ませんが、この方法だと一度に厚みを付け入る事が出来るのです。ここの外壁はクラック(ひび割れ)が多く、弾性系の塗料で塗装しないと、またすぐに割れが再発する可能性があります。弾性塗料は薄く塗ると効果が半減してしまいます。厚みを付け塗る事で、塗料そのもの特性を生かし、今後もし下地が割れてしまうような場合でも、弾性系の塗料が伸縮するので、クラック(ひび割れ)をカバーしてくれます。
先日外壁クラック(ひび割れ)のVカット処理についてご紹介させて頂きましたが、この画像が処理後の画像となります。割れた下地にコーキングがたくさん充填されているのが解ると思います。
こうして入念な下地作りと、高性能な塗料を組み合わせる事で、今後クラック(ひび割れ)が発生しても、塗料が伸縮するのでクラック(ひび割れ)が方面に現れる事なく、長期に渡り建物を守り続けます。
熟年の技と進化した塗料の成せる技だと思います。
ではまた明日!(^^)!
記事内に記載されている金額は2019年04月06日時点での費用となります。
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