セメント瓦と言えば洋風と思われがちですが、陶器瓦のような形状をしたものもあるんです。本日は市川市のお客様の現場調査にお伺いして参りました。和瓦タイプのセメント瓦とモルタル塗り外壁の塗装調査です。ご存知の通りセメント瓦はモルタルを固めたものです。粘土瓦と違って表面の塗膜が落ちやすいのが玉にきずですね。放置していくと瓦表面に素が開いた様になります。定期的なメンテナンスが必要な瓦です。
過去に塗装を行ったのでしょうか?塗膜のような物が剥がれしまい、セメントの素地が見えてしまっている物が多くありました。また植物のつるのような物の痕跡もあります。
塗装も大事ですが隅棟の一部は大きくずれが生じておりました。これではのしの隙間から雨水の浸入の恐れがあります。棟の漆喰もだいぶ抜けておりました。塗装前の雨漏り点検も必要そうです。
外壁はモルタル塗りで塗装の痕跡があります。一部クラックの修復跡も見れます。修復した部分のクラックがまた口を開けているようですが幸い爆裂を起こしているわけでは無さそうです。屋根に関しては最低限の棟廻りの補修を行ったうえでの塗装工事、外壁は大き目のクラックは状態によってはVカットを行って下地処理をしっかりおこなってからの塗装工事をお勧めする方向です。
記事内に記載されている金額は2021年06月05日時点での費用となります。
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