四月に入ったというものの天候がなかなか安定しないですね。桜もピークを過ぎてヒラヒラと舞い散るのをよく見るようになりました。習志野市のお客様の屋根外壁塗装工事ですが洗浄が終わって下処理工事に入っています。お客様の外壁には旭化成のパワーボードが使用されています。製造元の旭化成建材の施工資料にも「パワーボードパネル相互の目地は建築用シーリング材を充填して防水を行う。」とあります。これはもちろん新築時のことでもありますがシーリング部は経年と共に劣化が進むものです。仕様書によりますとパワーシールUが標準仕様となっています。変成ウレタン系のシーリング材です。パワーボードなどのALC材はそのままでは水を含みやすい性質を持っています。その為に各所を防水してあげなくては漏水の危険性が高まります。外壁塗装を行うのも防水性の維持をさせる為と言っても過言ではありません。そこで習志野市のお客様のALC外壁目地にはより長持ちしてくれるシーリング材を使用いたしました。それはオートンイクシード15+という超高耐久・高対候シーリング材です。通常のシーリング材は数年で硬化しボロボロになってしまうこともありますがオートンイクシード15+はボロボロになる原因の可塑剤を使用せずに特殊高耐久ポリマーを使用することで柔らかい状態を長期間維持してくれるんです。メーカーでは20年以上の耐久性があるとの事です。防水に関わる部分ですから当然長期間安心できた方がいいに決まってますよね。それでは工事の様子を見てみましょう。
下処理作業として屋根の雪止め金具やケラバ板金、棟板金などへの錆止め塗料の塗布も行っています。使用材料は日本ペイントの錆止め塗料一液ハイポンファインディグロです。
点検時には確認の出来なかった屋根の化粧スレートの微妙な割れの補修と棟板金やケラバ水切りの釘の部分へのシーリング処理も合わせて行っています。よく屋根の上に登らせていただいて点検を行いますが複数回の塗装を行われているお客様の屋根でもここまでの処置をされているのを見ることは本当に稀です。弊社はこの工事は基準として施工しています。
シーリングの傷んだ部分のVカットを行った残骸です。Vカットの後、シーリング材を充填していきます。シーリング作業で重要なのはしっかりとした施工によって防水性をキッチリと確保することです。とはいえ見た目も重要ですから目地の間から耳が出ているなんてことが無いようにしていますのでご安心ください。
こちらが目地のシーリングに使用しているオート化学工業のオートンイクシード15+です。この赤いカートリッジが特徴的ですね。カートリッジにもしっかりと特徴が記されています。塗装の下処理、見えないおしゃれじゃないですが少しだけ気を使うとその後にメリットたっぷりですよ。
記事内に記載されている金額は2021年06月01日時点での費用となります。
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