断熱や遮熱、低汚染や防汚、外壁塗装の塗料に様々な機能が付加された現在、そればかりに目がいってしまいがちです。確かに塗り替えの主役は塗料ですが、私たちは最も重要な工程は下地処理と下塗りにあると考えています。外壁塗装の下塗りに使う塗料はプライマー、シーラー、フィラーなどがありますが、なぜ複数も種類があるのでしょうか。
●答えは下地の種類と劣化にあわせて使い分け、中塗り・上塗りに向け、最適な状態をつくるため
外壁塗装の下塗りに使う塗料がプライマー、シーラー、フィラーと複数あるのは下地の種類と劣化にあわせて使い分けるためです。劣化が軽度の場合はシーラーやフィラーは1回塗りがほとんどです。劣化が著しい場合は2回塗りをしたり、シーラーの上にフィラーを重ね塗りします。また、クラックが複数入っている場合は微弾性フィラーというシーラーとフィラーの両機能を持ったものを使います。
●遮熱塗料や低汚染塗料には専用のシーラーやフィラーも
低汚染塗料のナノコンポジットWや遮熱塗料のサーモアイにはそれぞれ専用のシーラーやフィラーが存在します。下塗りにいつもこれら専用のシーラーやフィラーが使われるかという、そうではありません。外壁材の種類や劣化の程度によっては専用以外のものが使われる時もあります。ただし、その場合は同メーカーのものが使われます。これはメーカーで下塗り材と塗料とのマッチングテストが行われ、問題ないことが確認されているためです。
さて、高性能な塗料の2回重ね塗りをアピールしてくる業者と下地処理と下塗りを強調してくる業者、どちらが信頼できるでしょうか。下地処理と下塗りを強調してくる方が堅実な感じがしますよね。
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