外壁塗装や屋根塗装に使われる塗料は耐久性と品質を満たすため、JIS(日本工業規格)よって定められた試験が行われています。促進耐候性試験にも明確な規定があり、それに沿って行われているのです。今回は塗り替え後の塗膜の耐久性を測る試験である「耐湿潤性冷熱繰返し性試験」をご紹介したいと思います。
●耐湿潤性冷熱繰返し性試験とは 文字から想像できますとおり、湿潤と暑さ・寒さに対する試験です。正確には塗膜が水に浸された(湿潤)後、温度変化によってどのような影響を受けるのかを確認します。試験内容は過酷さを極めます。 1.温度50℃(誤差プラスマイナス3℃)の湿潤状態で18時間経過させる 2.温度-20℃(誤差プラスマイナス2℃)の低温状態で3時間経過させる 3.温度23℃(誤差プラスマイナス2℃)の標準状態にする 4.温度23℃(誤差プラスマイナス2℃)の湿潤状態で18時間経過させる 5.温度-20℃(誤差プラスマイナス2℃)の低温状態で3時間経過させる 6.温度50℃(誤差プラスマイナス3℃)の低温状態で3時間経過させる これを1セットとして特に取り決めがない場合は10回繰り返します。 この試験終了後、塗膜に割れや剥がれ、さび、チョーキング(白亜化)などの変化を調べます。
世界的に日本の工業製品はいずれも品質が良いことは有名ですが、その理由の一端を見たような気がします。豪雨、真夏の暑さ、真冬の寒さを人工的に再現するといっても恐ろしいほどです。これだけの試練を越えて、我が家の外壁や屋根に塗装されるんだと思うと急に愛着が湧いてきますよね(画像は全てイメージです)。
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