お住まいの外壁にサイディングが使われている場合、外壁塗装時にコーキング(シーリング)を打ち替えることがほとんどです。コーキングは『モジュラス』によって、低・中・高に分類されます。
●モジュラスとはゴムなどの弾性体が元に戻ろうとする力
ゴムなど引っ張ったり、押し縮めたりすると元に戻ろうとする力が働きます。この応力のことをモジュラスと言い、kgf/c㎡で表します。数値が低いほうが柔らかく、変形しやすいのです。
モジュラスの低・中・高に数値で分類されています。
○低モジュラス 2kgf/c㎡未満
○中モジュラス 2kgf/c㎡~4kgf/c㎡未満
○高モジュラス 4kgf/c㎡以上
イメージ的には食べ物で例えるとタピオカが低モジュラス、ナタデココが高モジュラスとなります。ソフトグミが低モジュラス、ハードグミが高モジュラスとなります。
このうち、サイディングのコーキングには低モジュラスのものが用いられています。低モジュラスのものが使われているのには理由があり、コーキングは雨水の浸入を防ぐために、左右上下のサイディングボードに隙間無く、密着していなければなりません。高モジュラスのコーキングではその密着性を高めるため、サイディングボードとコーキングとの接着力も強いものが求められます。接着力が弱いと剥がれてしまい、サイディングボードとコーキングの間に隙間ができますし、逆に強いと接着破断が起こり、コーキングが裂けるか、サイディングボードにひびが入ってしまいます。
コーキングは単にサイディングボードの隙間を埋めているだけではないのです。コーキングの打ち替えだけでも、こうした知識が求められます。
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