外壁塗装に用いられる塗料の中には「シックハウス症候群」の原因物質のうちの一つであるホルムアルデヒドが含まれています。「F☆」はそのホルムアルデヒドの放散量を判別するために設けられた指標で、塗料だけでなくJIS認定を受けた建材に表示することが義務付けられています。健康被害は人間だけでなく、ペットにも深刻な問題ですから気になりますよね。
●F☆☆☆☆が最も安全
F☆☆☆☆(エフフォースター、またはフォースターと読みます)は放出量がゼロか、微小なものです。星が少なくなる程、放散量が多くなり、使用量や使用環境が制限されます。内装に使われるのはF☆☆までで、表示なしの建材は使用できません。
●F☆☆☆~F☆☆は室内での使用面積が制限される
F☆☆☆☆は室内でも無制限に使用できますが、F☆☆☆(エフスリースター)~F☆☆(エフツースター)は使用できる面積が限られてきます。F☆☆☆は床面積の2倍まで使用できますが、F☆☆は0.3倍までしか使用できません。
無制限に使える建材と使用制限がある建材、どちらが安心できるかというと、前者ですよね。ホルムアルデヒトは塗料だけじゃなく、壁紙などにも含まれています。最近の建材は工事する人やその後に住む人の健康被害を考えて、F☆☆☆☆のものがほとんどです。外壁塗装の塗料もF☆☆☆☆のものが多く発売されています。100%アクリルのエラストコート、断熱塗料のガイナなどがF☆☆☆☆になります。外壁塗装や室内塗装をお考えでシックハウス症候群が気になる方は業者に「使う塗料はF☆☆☆☆ですか?」と訪ねてみるとよいでしょう。
記事内に記載されている金額は2021年06月09日時点での費用となります。
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