近頃は親水性の低汚染塗料が人気です。外壁塗装において塗料は元々、疎水性を高めることを中心に研究されてきました。疎水性とは水との混ざりにくさのことで、撥水性と同じようなものです。撥水加工された傘の上を水玉が転がる様は見ていてちょっと楽しいですよね。
現在でも疎水性を特徴としている外壁塗装の塗料はたくさんあり、塗り替えにも使われております。コンクリートなど水が染みやすい外壁に使われることが多いようです。もちろん、疎水性をいかした低汚染塗料というのも存在します。
植物の中には葉にこの疎水性を持つものもあり、蓮の葉などが知られています。「蓮は泥より出でて泥に染まらず」といいますが、植物は自分で動いて汚れを拭い去ることができないので、汚れないように進化してきたのです。蓮の葉は表面に微細な凸凹があり、これによって疎水性を実現しており、ロータス効果と呼ばれています。疎水性塗料の中にも微細な凸凹を塗膜で実現し、水を弾くものもあります。 低汚染を特徴とした塗料でも現在は親水性と疎水性、自分の好みによって選べます。お車のコーティング剤も以前は撥水性を押し出しているものが多かったのに、このところは親水性が優勢のような感じです。汚れを防ぐという目的は同じなのに、全く逆の性質のものが使われるというのは興味深いですね。
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