前回、新宿区の外装リフォーム前調査をお伝えいたしましたが、本日はその後の工事の様子をご紹介いたします。
屋根と外壁の塗装を行うので、高所作業になります。ですので、安全かつスピーディーな作業を行えるように足場を架設します。金属製のパイプ(足場資材)を組み合わせるのですが、通路付近で人と接触する危険がある箇所にはスポンジなどで養生します(左写真 赤い矢印)。足場の架設後、メッシュシートで全体を覆います。メッシュシートは工事による塗料や汚れで近隣に迷惑をかけないために設置します。
続いて高圧洗浄を行います。約15Mpaもの高圧水流で屋根や壁に付着した汚れや苔を洗い流します。ちなみに高圧洗浄は屋根を行った後、外壁という順番進めます。これは屋根を洗浄して汚れた水が外壁を伝って汚してしまうからです。二度手間にならないような工程で作業を進めることはとても重要です。
高圧洗浄後、外壁の目地補修を行います。左写真は点検時に見つかったバックアップ材がずれた箇所です。まずは古いコーキングを取り除き、バックアップ材を正規の位置に直します(右写真)。
目地の両側に余計なコーキングが付着しないように、マスキングテープで養生します(左写真)。
その後、刷毛を使ってプライマーを塗布します。プライマーはこの後注入するコーキングを密着させるために使います。この工程を省いてしまうと完了後すぐにはわかりませんが、数年後には簡単に剥がれてしまったりします。
続いてコーキングを目地に注入し(左写真)、ヘラで形を整えます(右写真)。
そして養生を外してコーキングが固まれば目地補修は完了です。ポイントとして養生を外すのはコーキングが固まる前というところです。固まった後に養生を外すとコーキングも剥がれてしまったりします。
今回は塗装前の下地処理をご紹介いたしました。
塗装と言えば塗料で塗っていくだけと思われそうですが、実際は塗る前の工程がとても大事です。せっかく高性能な塗料を使っても、下処理をしっかりしなかったため、耐用年数に満たない年数で塗り替えが必要になることはよくあります。工程が短かったり、他社と比較して安い業者は、これらの工程を省いている可能性がありますので注意しましょう。
記事内に記載されている金額は2021年06月10日時点での費用となります。
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