愛着のあるお住まい、できるだけ自分で手を入れて長く大切に住みたいと思っている方がほとんどでしょう。「自分でお住まいを塗り替えたい」と検討になっている方も多いのではないでしょうか。DIYや日曜大工を趣味にしていれば、「いつかは我が家という大物を…」と血が騒ぐ方もおられるでしょう。では、実際にDIYで外壁塗装というのはどうなのでしょうか。
●結論からいうとあまりお勧めできない
テーブルや椅子、犬小屋などのちょっとしたものを塗装するという感覚の延長で挑戦するとまず間違いなく失敗します。
やめておいた方がいい理由として
1.屋根や高いところの塗装が危険
梯子をかけての高所作業は絶対にやめてください。思った以上に危険です。また、しっかりとした足場を架設しても慣れていませんから、足を滑らせたり、強風でバランスを失ったりする危険性があります。
2.それなりの道具を揃えると思った以上の金額になる
高圧洗浄機など、プロが使う道具を揃えるとそれなりにお金がかかります。DIYのメリットの一つとしてプロに依頼するよりも価格が安く抑えられるというものがありますが、プロと同じ道具を揃えるとなると初期費用はかなりのものになります。
3.作業できる日が限定されるので天候不順に泣かされる
多くの場合、週末に作業することになると思います。天候不順の場合、作業できません。例えば、土曜日は雨で日曜日は朝から晴れという場合でも、塗る部分が完全に乾ききらない限り、塗装はできません。運が悪いと日当たりの悪い北側部分はいつまでたっても塗れない状態が続くことになります。また、塗料によっては「下塗り後、○日以内に中塗りをしてください」と定められているものもあります。この通りに塗らないと耐久性に問題が出てきます。暑い日は熱中症にも気をつけなくてはいけません。
外壁塗装の目的はお住まいの耐久性を上げることにあります。外壁材や屋根材にあった塗料も選ばなくてはなりれませんし、その点や耐久性の面においてはプロに頼んだ方が間違いありません。最初からDIYありきではなく、業者から見積りを取ってから自分で塗るか任せるかを判断しても遅くはないのです。
記事内に記載されている金額は2021年06月08日時点での費用となります。
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