世の中ではさまざまに解釈できるものをよく「玉虫色の○○」と呼んでいます。微妙な判例などはよく「玉虫色の決着」などと言われますね。これは玉虫が角度によってさまざまな色に見えることに由来するものです。同じ虫を見ているのに違う色に見えるなんて実に不思議なことですよね。このような色は構造色と呼ばれ、物体の構造にその鍵があると言われています。
玉虫がさまざまな色に見える理由は体の表面が層構造をしているからです。何層にも渡る層構造が光同士の干渉を起こし、その度合いによって違った色に見えるそうです。シャボン玉が虹色に見えるのは膜厚が一定でないので、こちらも光同士の干渉を起こしているからだそうです。
コンパクトディスクやDVDがさまざまな色に見えるのは表面の突起のせいで、これも光の干渉によるものだそうです。
光の散乱によっても構造色といった現象は発生します。昼間の空が青いのはそれ以外の色が散乱してしまうからで、夕方の空が赤いのもやはりそれ以外の色が散乱してしまうかになのです。太陽光の角度によって散乱するしてしまう色は変化します。
この構造色、工業の世界ではすでに実用化されており、それで塗装された車が市販されたこともあります。また、そういった塗料も発売されています。それにしても、観察者によって見ている色が違うというのは興味深いものです。
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