幼い頃、橋の始まりと終わりにギザギザがあり、不思議に思って親に尋ねたことがありました。「何でこんなギザギザがついているの?」と。すると親は「暑さで橋が伸び縮みするから、壊れないように隙間を設けているんだよ」と教えてくれました。あんなに硬いものが伸縮するなんて子供ながらにかなりの衝撃を受けました。このところの暑さで塗装やさんになったばかりの時に先輩に教えてもらった衝撃的なことを思い出しました。「塗膜も暑さで伸縮する」と。
まあ、弾性塗料があるくらいだから熱で膨張してもおかしくはないのですが、その後に聞いた話が衝撃的でした。「塗膜の熱膨張率は鉄の5~6倍にもなる。これが橋梁などの塗膜は剥がれてしまう主な原因なんだ」と。幼い頃、橋が熱膨張する話を聞いていた自分は橋梁の伸び縮みに塗膜がついていけなくて剥がれてしまうと思っていたのですが、事実は逆だったのです。思い込みとは恐ろしいものです。
大日本塗料、関西ペイント、神東塗料が3社共同で熱膨張しにくい塗料を開発
橋梁などに使われる鉄の熱膨張率を1としますと、これまでの塗料はその6倍も膨張していました。大日本塗料、関西ペイント、神東塗料が塗料会社3社は共同で熱膨張しにくい塗料を開発。その結果、2倍にまで膨張を抑えることに成功したのです。この塗料の画期的なところは従来の6倍も膨張する塗膜の上に塗れ、鉄と新開発した膨張率の低い塗料とサンドイッチすることで、従来の塗膜の膨張を抑えることができるところです。インフラのランニングコストを抑えるのはこれから先の課題でもあります。この塗料は大きく貢献してくれそうです。
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