
「これまで何件かの業者に外壁塗装をしてもらおうと思い、点検してもらったけどいずれも、『足場を仮設するために木を切ってほしい』と言われ、断念した」という江東区東陽のお客様です。何とか木を切らないで足場を仮設し、外壁塗装できないかというご相談でした。点検したところ、確かに木が足場の仮設の邪魔になりそうでしたが、道路の使用許可を取り、一部を道路側に出せば、この問題は解決できそうです。木を切ることなく外壁塗装を行いました。
玄関の正面と横に大きな木があります。正面の木の高さは2階の屋根くらいまであり、戸建ての敷地内に植えられているきではかなり大きなものではないでしょうか。この大きな木はとにかく、横の木が問題なのですが、足場を敷地外に出せば仮設可能です。
外壁を塗り替える前にカラーシミュレーションを行います。お施主様が比較したかったのは濃いめのバニラのND-281とコーラルのND-491です。お施主様が選んだ色は… 続きをお読みください。
足場の一部が敷地外に出ることになりましたが、足場が無事に仮設できました。使用許可も申請しております。それでは高圧洗浄をしていきましょう。
シーリングの打替えを行います。まずはカッターで目地からシーリングを剥がしていきます。目地を綺麗に清掃した後、養生テープを両側に貼り、プライマーを塗布していきます。プライマーは充分な量を塗布しないとシーリングが剥がれてきます。
シーリング材を目地に充填していきます。ヘラで均して面を均等にしていき、ある程度、乾いたら養生テープを剥がして完成です。ある程度、乾いた時点で養生テープを剥がさないと、シーリングと養生テープが剥がれなくなってしまうのです。
外壁塗装を進めていきます。まずは下塗りです。仕上げ塗りにパーフェクトトップを使用するので専用の下塗り材で尚且つ窯業サイディング用のパーフェクトサーフを使用します。パーフェクトサーフが乾いたら、パーフェクトトップを塗っていきます。
外壁の色はND-281が選択されました。濃いめのバニラ色ですね。こちらのバニラ色。塗料でパーフェクトトップを選択された場合、非常に選ばれることの多い色になります。
庇、ではなく出窓の金属部の塗装です。出窓の可動部はアルミなので錆びることはないのですが、こちらはガルバリウムなので錆びる可能性があります。下塗りは錆止め塗料を使い、2回の仕上げ塗りを行います。

新品のように仕上がりました。外壁塗装の仕事で楽しいのはやはり、建物などの色がどんどん変わっていったり、美観が向上したと感じる時です。保護目的が主とされていますが、美観目的も同じくらい大事ですからね。
破風と鼻隠しも仕上げていきます。何故か板金巻きされていたので、こちらも下塗りに錆止め塗料を使い、仕上げは2回塗りで進めていきます。付帯部は焦げ茶で統一しています。

板金自体に傷みがなかったので非常に綺麗に仕上がりました。最近は窯業系の破風が多いのですが、板金巻きされたものは初めて見ました。新築時のオプションでそういったプランがあるのかもしれません。

パーフェクトトップによる外壁塗装が完了しました。世界シェア3位、日本シェア1位という知名度もあるのでしょうが、日本ペイントのパーフェクトトップを選ばれる方はかなり多いですね。コストパフォーマンスに本当に優れた塗料だと思います。大事な木を傷付けずに竣工となり、お施主様にも喜ばれました。
記事内に記載されている金額は2020年05月08日時点での費用となります。
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