本日、お客様から「ハルスハイブリッド塗料について教えてほしい」とご質問を受けました。ご質問の骨子は「下塗り、中塗り、上塗り、どの工程で使うものなのか」、「どの程度の寿命があるものなのか」です。ハルスハイブリッド塗料は劣化の原因となる『紫外線を吸収する』、『劣化の原因となる物質(ラジカル)が発生したらそれ閉じ込める』という2つの技術から成り立っているので、ハイブリッドという名称が付けられています。
ご質問への回答ですが、どの工程で使われるものかというとご質問ですが、「中塗りと上塗り」の工程で使われます。下塗りは外壁の種類によって専用のものを使う時もあれば、各メーカー推奨のシーラーを使う時もあります。各塗料によって違いますが、下塗りに使われるシーラーなどには基本的にハルスハイブリッド機能はありません。下塗り層まで紫外線が透過していくことは少ないからです。
耐用年数についてはシリコン以上、フッ素未満というところなので、13~15年超というところです。ナノコンポジットFなどはフッ素とハルスハイブリッド技術を15年超という長寿命が期待できます。ここで代表的なハイブリッド塗料をまとめておきます。
日本ペイント「パーフェクトトップ」現在、弊社でもお客様からご希望が多い塗料です。紫外線などを吸収するという意味の「ハルス」という言葉は使われておりませんが、カタログなどには『紫外線を制御する』とかかれており、『ラジカル制御形』と表記されています。
日本ペイント「パーフェクトクーラーベスト」こちらは屋根用の遮熱塗料にラジカル制御が加わったものです。発売されて間もないですが、今後、屋根用遮熱塗料の主流になっていきそうです。
関西ペイント「アレスダイナミックTOP」日本ペイントと双璧を成す塗料メーカーといえば関西ペイント。こちらはハルスハイブリッドとカタログにも表記されております。メーカー推奨の下塗り材に強化材を入れると湿潤面にも塗れるという常識破りの塗料です。
水谷ペイント「ナノコンポジットF」ナノテクノロジーにハイブリッド機能、おまけにフッ素という豪華な組み合わせ。現代科学の粋を集めたような塗料です。
これらの塗料はどれも低汚染であり、汚れにくいという性質を持っています。お住まいの塗り替えの際にはぜひ、検討したい塗料です。
記事内に記載されている金額は2021年05月27日時点での費用となります。
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