外壁の点検や調査をしていると、外壁に沿って設置された配管が目につくことがあります。
近年の住宅は設備が多様化し、外部に配管を通すケースが一般的になってきました。
雨樋やエアコンの配管などは、建物の機能を支える大切な部分ですが、紫外線や風雨の影響を直接受けるため劣化が早いという特徴があります。
今回は、市川市での実際の施工写真をもとに、外壁に見られる配管の種類や塗装メンテナンスの必要性についてわかりやすく解説します。
なぜ最近の建物は外壁に配管が多いのか

外壁に配管が多く見られるのは、住宅設備が多様化したことが理由です。
給排水やガス管に加え、エアコンの普及により冷媒管が外壁に沿って設置されることが一般的になりました。
配管を室内に隠すとメンテナンス性が悪くなるため、あえて外壁に露出させる設計が選ばれるケースも多いのです。
外壁に設置される配管の代表例

外壁にはさまざまな種類の配管が取り付けられています。
・給水・排水管
・ガス管
・雨樋(軒樋・竪樋)
・エアコンの冷媒管やドレンホース
これらは住まいに欠かせない設備であり、建物に沿って設置されるのが一般的です。
エアコンの配管も劣化に注意

エアコンの冷媒管は白いテープで巻かれていることが多いですが、紫外線や雨で次第にボロボロになってしまいます。
そのままにしておくと断熱性能が落ちたり、見た目も悪くなります。
外壁塗装時にはこのような配管も点検し、必要に応じて保護カバーを取り付けたり塗装を行うことが大切です。
配管も外壁と同じように塗装メンテナンスが必要?

配管や雨樋は外壁同様に常に外気にさらされているため、紫外線や雨風で劣化が進みます。
色あせや錆びを放置すると破損や水漏れの原因にもなります。
外壁塗装の際に同時に塗装すれば、美観が整うだけでなく耐久性も向上します。
市川市で実施した調査でも、竪樋や配管の色あせが多く確認されました。お客様宅の竪樋は、元々「ダークブラウン」でしたが、だいぶ色あせていました。
都市部の3階建て住宅では足場を有効活用するのがおすすめ

市川市など都市部の住宅地では、土地が限られているため建ぺい率や容積率の関係で3階建て住宅が多い傾向にあります。
このような3階建て住宅で外壁塗装を行う際は、必ず足場の設置が必要です。
足場を組むことで高所の作業が安全に行えるだけでなく、雨樋や配管などの付帯部の点検やメンテナンスもまとめて実施できます。
せっかく足場を設けるのであれば、外壁塗装と一緒に配管や雨樋も塗装してしまうのがおすすめです。
一度の工事でまとめて行うことで、余分な足場代を節約でき、工期も短縮できるメリットがあります。
まとめ
外壁に設置される配管は、住まいに欠かせない設備であると同時に、常に外部環境の影響を受けるため劣化しやすい部分です。
外壁塗装の際には配管や雨樋も一緒に塗装・メンテナンスを行うことで、見た目が美しくなるだけでなく、住宅全体の耐久性を高めることができます。
特に都市部で多い3階建て住宅では、足場の設置が必須となります。
せっかく足場を組むのであれば、外壁だけでなく付帯部も同時にメンテナンスすることで、コスト削減や工期短縮につながります。
長く安心して暮らすためには、外壁とともに配管や雨樋の塗装メンテナンスを忘れないことが大切です。
わたしたち街の外壁塗装やさんでは、外壁塗装とあわせて雨樋などのメンテナンスも承れます。お気軽にご相談ください(‘◇’)ゞ
記事内に記載されている金額は2025年09月10日時点での費用となります。
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