
外壁塗装や屋根塗装の総額はどう決まる?
外壁塗装や屋根塗装では多くの方が工事費用のことでお悩みになられるのではないでしょうか。
・安い施工費用
・グレードの高い塗料
・腕の良い職人
理想はこの3つの条件がすべて揃うことです。当然ながら私たち街の外壁塗装やさんでも、お客様に安い価格で品質の良い施工をご提供したいと日々努力しています。

では外壁塗装や屋根塗装の費用はどのようにして決まるのでしょうか?費用の内訳が分かれば、価格の安さの実態や、価格と品質に優れる業者の見分け方などを知ることができます。
そこで今回は外壁や屋根塗装の価格の仕組みについて詳しく解説していきます。どこにどれだけの費用がかかるのか、総額はどのように決まるのか、一緒に見ていきましょう!
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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外壁塗装や屋根塗装の総額はどう決まる?

外壁塗装・屋根塗装にかかる総額の中身には材料費・人件費・中間マージン・広告宣伝費などの項目が含まれます。この項目は塗り替え専門店・地元の工務店・ハウスメーカーと進むにつれて増えていき、項目が増えるごとに総額が加算される仕組みです。
それぞれ各項目にどれだけの費用をかけているかはピンキリで、特に基準がないのが現実です。

項目の中でももっとも分かりやすいのは材料費です。外壁塗装や屋根塗装に使われる塗料などは名前が分かれば販売価格を簡単に調べられます。塗装に使う塗料が決まっている場合はインターネットで「塗料名 価格」で検索をしてみてください。耐用年数が長く耐久性に優れた塗料はその分価格が高くなりますが、劣化しにくく寿命が長いため先々を考えると決して損することはありません。
業者の中には材料費を非常に安く抑えているところもあります。「激安で手に入れるために大量仕入れを行っている」と宣伝をしている業者の方も多いのですが、実際には価格自体をそこまで下げることはできません。では同じ塗料を使っているのに、なぜ材料費を安くできるのでしょうか?
それは塗料の使用量を少なくしているからです。基本的に外壁塗装も屋根塗装も、下塗り・中塗り・上塗りの3工程を踏んで完成します。しかし価格の安さをウリにしている業者は中塗りと上塗りのどちらか1回だけ、または塗料を規定以上に薄めて3回の工程を行う…など通常よりも少ない塗料で塗装をするのです。これでは塗料本来の機能を発揮できません。






塗料には面積当たりの塗布量がメーカーによって定められています。外壁材や塗料の種類によって塗布量は異なりますが、だいたい1㎡あたり1kgの塗料を使うと覚えておくとよいでしょう。
塗料が規定よりも薄められると、劣化の早さに差が出ますが、塗装完了時点では塗料が薄められたかどうか判断することは困難です。また、中塗りもしくは上塗りの工程を省かれたとしても見分けはつかないでしょう。なぜならこの違いが現れるのは、年数がある程度経過してからになるからです。
さらに年数が経過して不具合が生じたからといって、立地や環境のせいなのか手抜き工事だったのかを判断することも容易ではないため、塗料の価格や使用量、施工中の写真などから手抜き工事をされていないか判断する必要があります。
このほかにも塗料だけでなく、下地処理に手を抜いているケースがあります。外壁塗装や屋根塗装には塗料以外にコーキング(シーリング)材も必要です。築年数がかなり経過したお住まいでは、この下地処理費にかなり費用がかかるケースが見受けられます。しかし塗料を塗ってしまえば、下地処理を省かれていたとしても見た目には分かりません。
この場合も劣化症状が早く現れますが、原因を特定することは難しいでしょう。もちろん安い業者がすべて手抜き工事をしているというわけではありません。しかしあまりにもお見積もり金額が安い業者であれば注意をしたほうが良いでしょう。


外壁塗装・屋根塗装にかかる費用でもっとも大きな割合を占めるのは「人件費(工賃)」です。大きな工事では作業員の数が増え工期も長くなるため、どうしても人権費が高くなってしまいます。また腕の良い職人にお願いすると、作業員の単価も上がります。
工期を短くして作業員を減らせば人件費は安くできます。しかし作業工程は変わりませんから「短い時間で同じ作業をする」ことが難しいことはお分かりいただけるでしょう。当然丁寧に作業を行っていては終わりませんし、作業工程を省かなければスケジュール内に仕事をこなせません。これではたとえ品質の良い塗料を選んだとしても、人件費を抑えれば結果的に外壁の寿命を早めてしまうことになるのです。
さらに腕の良い職人ほど自分の仕事にプライドを持っていますから、このような現場は選びません。職人の長年の経験や職人の豊富な知識を活かせませんから、施工品質を落としてしまう結果になるのです。


中にはデフレや不景気を理由に賃金カットを行う会社もあります。現場で働く作業員にとって、賃金カットは仕事への姿勢に影響するものです。仕事への熱意が失われると、必然的に作業が雑になることは容易に想像ができます。

私たち街の外壁塗装やさんでは工期を短くすることも、賃金をカットすることもいたしません。直接施工でお客様に最高品質の仕上がりをご提供できるよう、社員全員が高いモチベーションで丁寧な施工を実施しています。

仕事を受注するには、お客様からの認知度も必要です。どれだけ腕の良い職人をそろえ、質の高い作業を提供したとしても、お客様がその業者を知らなければお問い合わせをすることさえできません。
業者にとってお客様に会社を認知してもらうことは非常に重要であり、そのために必要なものが「宣伝広告費」です。宣伝広告費は塗装の見積もりには記載されませんが、たしかに費用に反映されています。

では宣伝広告費にはどれだけの費用がかかっているのでしょう。たとえば新聞購読世帯数が30万世帯のエリアで、新聞折り込み広告を入れるケースを例にとってみます。30万世帯分の折り込みチラシ代は約200万円以上です。もちろん広告の大きさ・デザイン・印刷料金・品質によって多少は前後しますが、かなり高額であることはご理解いただけるかと思います。ではもう少し宣伝広告費について細かくみていきましょう。
一般的に折り込みチラシのコストは1枚当たり約7円以上です。1枚で考えると安く感じられますが、30万世帯にすると単純計算で「30万世帯×7円=210万円」です。しかしここには紙代やデザイン料金、印刷代は含まれません。実際には210万円にこれらのコスト(数十万円)がさらに上乗せされます。広告を見て仕事依頼が増えれば話は別ですが、数件程度の契約しかとれない場合は完全に赤字です。
ちなみに印刷技術が発展したことで、モノクロ・カラーの価格はそこまで変わらなくなりました。それに伴い片面印刷・両面印刷の価格差も現在ほとんどありません。

テレビやラジオのCM、新聞の紙面広告、雑誌広告も同様で、業者はかなり高額の宣伝広告費をかけています。ちなみに全国紙の1面広告ともなると、1,000万円近くかかると言われています。広告には非常に高額なお金がかかっていることをご理解いただけたでしょうか?


テレビCMやラジオCMは広い地域に放送されるため、認知されやすい広告媒体です。しかし見過ごされることも多く、認知度を高めるためには繰り返し広告を流さなければ意味がありません。
一方折り込みチラシは「気になるから取っておこう」など比較的保存性が高いメディアです。しかし保存性は高くても、いずれは資源ゴミとして廃棄されてしまいます。つまるところ広告費用対価が上がらなければ、どれだけ広告に費用をかけても赤字になってしまうのです。

私たち街の外壁塗装やさんでは下記のような宣伝メディアをほぼ行っていません。
・テレビ・ラジオCM
・新聞折り込みチラシ
・専門誌への広告掲載
・地域刊行物への広告掲載
・広告看板の設置
街の外壁塗装やさんの主なメディアはホームページで、その他はありがたいことにお客様からのご紹介やリピーターのお客様からお仕事のご依頼を頂いております。
新聞折り込みチラシに約200万円以上費やすところ、街の外壁塗装やさんでかかるコストはホームページの運営管理費くらい…。宣伝広告費は比べ物にならないくらい安価です。

ホームページなら24時間365日世界中どこからでもアクセスしていただけます。定期的に更新さえしていれば、保存性のことを気にする必要もありません。しかも街の外壁塗装やさんではホームページの運営も自社で行っておりますので、宣伝広告費のコストを最小限に抑えられています。


外壁塗装・屋根塗装には、間に工事を仲介・紹介してくれる会社が数種類存在します。リフォーム工事なども同じです。通常お客様が大手ハウスメーカーや工務店に施工依頼をすると、受注した会社は下請け、孫請けなどに仲介または紹介します。ここには中間マージンが発生するため、結果的に工事価格を引き上げる原因になります。
たとえば複数の会社に見積もりをお願いすると、A社は80万円、B社は120万円など40万円も費用に差が出た…というケースを聞いたことがあります。もちろんこれは極端な例ですが、この差は業者が中間マージンとして手数料を上乗せした結果なのです。



大手ハウスメーカーや工務店は莫大な広告費を払ってさまざまなメディアを使い、会社の認知度を高めています。おそらくお客様がご依頼されたきっかけも広告やCMだったのではないでしょうか?
外壁塗装や屋根塗装を行う業者は全国で大小合わせると5万社弱あると言われています。5万というと、53,000件ある全国のコンビニエンスストアとほぼ同じ数です。コンビニエンスストアと同じと聞くと、かなりの数の塗装業者がお客様の周りに存在していることをご想像いただけるのではないでしょうか。


しかしコンビニエンスストアほどの認知度がないのはなぜでしょうか。業者の中には大手からの請負仕事が主で、看板を出さないところもあります。認知度が低ければお客様から直接仕事のご依頼を受けることはできません。
つまり仕事受注の成功率はお客様からの認知度に比例しており、それに対して企業は莫大な宣伝広告費を支払わなければいけません。結果的に高い宣伝広告費の予算を組むことができる大手ハウスメーカーではお客様を多く獲得することができ、またその利益によって宣伝広告費を繰り返し組むことができるというわけです。当然大きな予算を組めない下請け・孫請け業者は大手ハウスメーカーに頼るしかありません。結果的に宣伝広告費の一部を仲介料や紹介料として負担する構図が生まれるのです。


私たち「街の外壁塗装やさん」は直接一括施工をしているため、施工管理会社を間に挟むことはいたしません。また宣伝には広告やCMを使わず主にインターネットのホームページを活用しています。そのため宣伝広告費および中間マージンが発生せず、その分を施工品質と価格に反映できるのです。

工務店は地域密着型で長く営業しているため、地元では高い認知度があります。また季節ごとに新聞折り込みチラシを入れるなど、地元に根付いた営業スタイルを持っています。しかし工務店は施工管理が仕事で、直接工事を行わないことをご存じでしょうか。実際の施工は下請け業者に発注するため、中間マージンが発生します。

大手ハウスメーカーは潤沢な宣伝広告費を使い、テレビCMや広告などあらゆる広告媒体を利用します。それだけに知名度は高く、信頼度も高い傾向です。しかし大手ハウスメーカーが直接工事を行うことはありません。実際には下請けの工務店に工事を発注するため、そこに中間マージンが発生します。

ハウスメーカーや工務店は中間マージンを多くとって、下請け業者に安く仕事を発注します。工事を請け負った下請け業者は安価な料金で工事を請け負うため、なんとかやりくりをしなければいけません。そのためには材料費を削る、工事日数を短縮して人件費を削るなどしてまかなうしかないため、結果的に価格や工事品質に大きな差が生まれてしまうのです。
価格や工事品質の影響を受けるのは施工会社ではなく、ご依頼主のお客様です。知名度の裏には大きな宣伝広告費がかかっているものです。知名度や価格だけで飛びつくのではなく、実績やお見積もりの際の対応などを比較し、品質の高い施工を行ってくれる業者をしっかりと選ぶことが重要です。