今回は庇の塗装についてご紹介していきます。正式名称「霧除け庇」といいます。「霧除け」と言われることもあります。庇を下から見た時見える箇所は軒天部分に分類されます。この庇も塗装メンテナンスが必要で、塗装をしないと色あせてきたり、錆が発生したりして腐食してしまったり美観性が失われてしまいます。あまり放っておくと、庇の交換を余儀なくされる場合もあります。ただ、庇の屋根部分が銅板、アルミなど塗装の密着が悪い素材の場合は塗装は不要になります。
この庇はスチール製でしたので塗装していきます。まずは下地処理をします。塗装前にホコリや汚れ、錆などをできる限り落としていきます。表面が汚れたまま塗装すると上塗りの塗料がうまく密着せずにすぐ剥離してしまいます。サンドペーパーやスコッチなどを使用してケレン作業をしていきます。
今回庇が鉄製なので下塗りには錆止め塗料を塗布します。
一度錆びてしまった箇所は同じ所から再度錆が起きやすくなっています。しっかりと錆止めを塗っていきます。下塗りだからといって塗り残しやムラは錆の再発の原因になるので気を付けて作業します。
錆止めが乾いたら中塗り、上塗り作業です。基本的には同じ塗料を塗ります。2回塗るのは塗りムラをなくすのと、美観性の向上、塗膜をつけることにより紫外線や雨風に強い仕上がりとなります。
上塗りがしっかり乾燥したら完成となります。外壁だけでなく、付帯部分の鉄部も同時に綺麗になると美観がさらに際立ちますね!
記事内に記載されている金額は2021年06月01日時点での費用となります。
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