今回は経年劣化した雨樋の塗装を行いました!
普段はあまり気にならない場所ですが、雨樋は屋根や外壁などに雨水が溜まらないように下へと雨水を送ってくれる重要な役割を持っています。今回はそんな雨樋についてご紹介いたします。
雨樋とは、屋根の上に流れる雨水を軒樋で受けて、雨水を地上まで運ぶための装置です。屋根から雨漏りが起こった場合や外壁材がはがれてしまった場合などは、皆さん一目で危険性がわかるという事もあり、すぐに修理をしようと考えられると思います。
しかし、雨樋に関しては建物から少し離れたところにあるという事もあり、すぐに修理を行わなくても被害はないのではないかと思いつい修理を後回しにしてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、雨樋に限った話ではありませんが住まいには無駄な部位は存在しません。各部位はそれぞれ家を守る為の重要な役割を担っています。そして雨水を軒樋で受けて、地上まで運ぶ役割を持つ雨樋はお住まいの耐久性維持にも役立つ非常に大事な部位なのです。
雨樋に主に使われる素材はいくつか種類があり、素材毎に特徴や発生する症状は変わります。住宅に設置する雨樋に使用されている素材は、主に以下の4つです。
・硬質塩化ビニール
安価で最も使用されている素材です。耐用年数は15~20年程度になります。
・アルミ・ステンレス
錆に強く・耐久性が高い素材になります。
しかし、非常に高価で住宅に使用されているケースはほとんど見られません。
・銅
新しく設置したときはは煌びやかな赤褐色ですが、酸化することで落ち着きのある緑青色に変化するという特徴があります。神社などで多く使用されており、非常に耐久性の高い素材です。
・ガルバリウム鋼板
屋根材としても最近注目度が高い素材です。ガルバリウム(GL)鋼板製の雨樋は高価ですが、錆びにくく耐久性があり、加工もしやすいといった特徴があります。
雨樋は日常ではあまり感じることはないかもしれませんが、あるとないでは全然違う重要な役割を担っています。
例えば、雨樋がある場合は屋根から流れ落ちる雨水を集めてスムーズに地上へと流すことが出来ますが、これがない場合、雨水が屋根から直接地面に落ちるので2階建ての住宅などといった大きい家の場合は大きな雨音が立つことになります。
また他にも雨樋が無いと勢いよく落水した雨水が地面を削ることで地盤の軟弱化、泥はねで外壁を汚してしまうといったトラブルが発生します。
このようにあまり知られていないかもしれませんが、雨樋は皆さんが思っているよりも生活と密接な関係にあります。
雨樋を塗装する際にはケレン作業を行います。
というのも雨樋はそのまま塗装を行おうとすると表面がツルツルと滑らかなため、塗料がうまく付着しないからです。
そのため、ケレン作業を行い塗料が密着する表面積を広げる必要があります。
ケレン作業が終わったら上塗りを塗布していきます。
雨樋を塗装する際は最低2回以上塗ることが重要になります。1回塗りですと、塗料が透けてしまったり、塗料本来の機能が発揮できないので、2回塗りが必要です。
上塗り1回目がしっかり乾燥したら上塗り2回目を塗装していきます。仕上げの作業になりますので塗り残し、ムラがないようによく確認して塗装していきます。雨樋で使う塗料は外壁や屋根の塗装に使う塗料と同等か、それに近い耐久性の塗料を選びます。
綺麗に仕上がりました。
雨樋塗装は屋根・外壁塗装などと比べれば塗装の優先度は低いです。しかし、雨樋が劣化して機能しなくなると屋根・外壁の部位に雨が流れ、雨水の浸入を許してしまい、家の腐食を早めてしまいます。
雨樋は雨による住宅への被害を防ぐための大切な部材なので、劣化症状が出てきた場合には、施工業者に依頼をおこない正しい手法で雨樋の塗装をする必要があります。
私たち街の外壁塗装やさんでは外壁だけではなく今回ご紹介した雨樋の塗装も行っております。
無料で点検も行っておりますのでもし気になるところなどがございましたらお気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2022年08月05日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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