今回は名古屋市緑区でボロボロになった擁壁をジョリパットで塗装しました!皆さん擁壁とはなにかご存知でしょうか?あまり聞きなれない言葉ですが街中の至る所にあり、崖や建物を守ってくれているのです。
擁壁とは、
崖や建物などが崩壊しないために造られる壁のことです。街並みを眺めてみると、道路よりも高い場所に建てられている家の下に、上記の写真のようにコンクリートブロックや石などを使った壁状の構造物を見ることがあると思います。それが擁壁です。高台や丘にある住宅地は、隣家との間に土の
安息角(※1)を超える大きな高低差が生まれる場合があり、強固なコンクリートなどで支えなければ、土・建物の荷重や雨水の水圧で崩れてしまう危険性があります。
この擁壁には、崖の崩落リスクを防止し建物を守る役割があるのです。※1:安息角とは、土を積み上げた時に崩れず安定する最大角度のことです。
擁壁と似たようなものとしてブロック塀があります。擁壁が崖や建物などが崩壊しないために造られる壁なのに対してブロック塀は隣の土地との境界部分に設置し、見た目でここが境界地点です。と明確にする役割を持っています。
また、土地と土地の境界部分には特段の高低差がない事も特徴の1つです。それ以外にもブロック塀には目隠しの役割もあり、自宅の室内が隣人や通行人に見られにくくする事もブロック塀の設置されている目的と言えます。さらに、防犯としての一面も持ち合わせています。
擁壁の耐用年数は、RC造(鉄筋コンクリート造・無筋コンクリート造)であれば30~50年ほどです。年数にかなり幅がありますがこれはコンクリート擁壁の厚さや、環境によってその耐用年数が大きく変わってくるためです。また劣化することで以下のような症状が出てきます。これらの症状が出てきたら塗装のタイミングが来たといえるでしょう。
ひび割れは放置しておくと雨水が入り込み鉄筋のサビを発生させます。鉄筋のサビは擁壁や門塀の崩壊をもたらす原因となりますので、早めの対処が必要です。
藻や苔の発生は外観的に古びた印象を与えてしまいます。これはひび割れとは異なり、擁壁事態に深刻なダメージがあるわけではありません。ほとんどが見栄えの問題になります。藻や苔は高圧洗浄で洗い落とすことができ、坊藻塗料で藻や苔の発生を抑えることができます。
擁壁も外壁塗装などと同様に塗装を行う前に下準備を行います。まず最初にひび割れた部分を取り除き、モルタルで補修していきます。このモルタルとは、セメントに砂と水を加えたものです。その後、モルタルが下地に密着するようにシーラーを塗って整えます。このシーラーは浸透性に優れ、吸い込みの多いコンクリートや、モルタルの表面をしっかり固めます。
下地調整が終わったら仕上げ塗材を塗っていきます。
今回はアイカ工業のジョリパットを使用しました。ジョリパットの注目すべき点は、豊富なカラーバリエーション、デザイン性です。およそ180色と90パターンの組み合わせは無限大ですので、全く同じ仕上がりのお住まいは恐らく少ないでしょう。一般的な塗料と比べおよそ100倍もの厚みがある為、耐久性に優れています。耐候性が高く色褪せしにくく、ひび割れに追従する可とう性も併せ持つため、モルタルよりも劣化しにくいというメリットがあります。ただし、デザインによっては汚れが目立ちやすかったり、高圧洗浄に弱いといったデメリットもありますので注意が必要です。
綺麗に仕上がりました!
私たち街の外壁塗装やさんでは今回のような擁壁の塗装も行っております。もしお住いの擁壁の塗装を考えておりましたらお気軽にお問い合わせください。まずは無料点検で現状確認をさせて頂いた上でメンテナンスのご提案を致します。
記事内に記載されている金額は2022年10月15日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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