マンションの陸屋根に現場調査です。
凄く天気が良く、現場調査もってこいの天候でした。こちらはウレタン塗膜防水(ウレタン樹脂を液状化したものを塗布し、防水膜を形成する)で施工されていました。しかし劣化がかなりひどい状態です。表面の荒れや色褪せが分かります。防水層を保護している表面の保護機能が低下してきた証拠です。こういった平らな屋根は勾配がほぼゼロです。排水の為に微妙な傾斜が設けられていますが、三角屋根よりも性能が低いのは見た目通りです。水が溜まりやすく、雨漏りリスクは高いと言えます。
こちらの写真で分かるかと思いますが、笠木部分に防水処理は何もされていません。破損(ひび)も見受けられるため、雨水が浸水して雨漏りの原因になります。
ウレタン塗膜防水で施工されていますが、劣化の状態が非常に悪いです。あちこちに亀裂が入っています。こちらも雨水が建物内に浸水し、雨漏りの原因になります。
ウレタン塗膜防水の施工方法~
①下地の清掃・補修
②調整
③プライマー塗布
④ウレタン防水材を2回塗り
⑤トップコート塗布
となっています。上記の写真をみると紫外線や雨風に晒され、なにも補修をしなかった時間が長く、非常に悪い状態になってしまったと言えます。
こちらは、膨れが発生しています。
膨れが発生する原因とは・・・
長時間少しずつ防水層に水分が浸透して、下地と防水面の間に水分が入り込んでしまいます。そして、太陽光(紫外線)などの熱で内部の水分が蒸発し、湿気となり防水層の中で膨らむ事が原因となります。膨れが発生しやすい箇所にも特徴があり、防水面積の広い所で起きやすい傾向です。例:屋上・外壁・屋根など
膨れから発生させる被害とは・・・
防水層に膨れが発生しただけでは、水漏れなどの被害に繋がる可能性は低いですが、膨れは防水箇所の耐久性を下げてしまい、伸縮を繰り返すことで破断リスクもあります。膨れからの防水層の一部が破損した場合は、雨水などが浸入する為、雨漏りや雨漏りによる錆などに繋がる為の対策が必要となってきます。
■破断した箇所からの防水層の破損
■下地の破損や劣化
■雨漏りによる構造部の錆や腐食
■雨漏りによる内壁などのカビが発生
亀裂が入ってしまってますね。太陽光や雨風によって劣化してしまった状態です。すぐにでも防水補修をした方が良いです。
塵や砂埃が飛んでくる為、排水溝に詰まってしまうと水の流れが悪くなってしまい、防水膜が悪くなってしまう原因になってしまいます。
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記事内に記載されている金額は2021年02月13日時点での費用となります。
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