断熱性能とは
窓に付いて
窓には大きく3通りの断熱方法があります。1つ目は「内窓」という今あるサッシはそのままに、内側にもう一つのサッシを取り付ける方法です。内窓は樹脂で出来た断熱性の高い窓で、今あるサッシとの間にも更に空気層を作ることが出来ますので、高い断熱性能とおまけに遮音性能も期待できます。また、ただ取り付けるだけの簡単な工事なので、窓一つからでも気軽に行う事ができます。3通りの中では最も費用対効果の高い方法になります。とはいえ、内側に窓が付くとなると開閉は二重になって不便だとか、間取り的に打ち開きには付けられないなどの制約が出てくる場合もあります。
そんな場合は・・・
サッシそのものを交換する
サッシそのものを交換するという方法があります。とはいえ今あるサッシを撤去となると外壁も絡む大工事になってしまいますので、ここでは今あるサッシの枠だけ残して、その上に新しいサッシを被せる「カバー工法」を行います。樹脂製のフレームに断熱ガラスが入った断熱サッシに交換する事で、窓の断熱性能を上げることができます。メリットは窓の開閉が今までと同じ1回で済むという事ですが、デメリットは内窓より高額なのと今の窓の寸法より、一回り小さい窓になるという点です。またお住まいの地域によっては、カバー工法を採用することが出来ない場合もあります。事前に施工店と確認する必要があります。
断熱ガラスに交換する
次に、「断熱ガラスに交換する」という方法があります。断熱ガラスというのは2枚のガラスの間に空気層や真空層などを設けて熱を伝えにくくしたもので、ガラスを交換するだけですからこちらも簡単な工事になります。金額はガラスの性能によって幅がありますが、高性能なガラスになると、内窓よりも工事代金が高額になる場合もあります。
また、注意点として、サッシの枠は既存のままなので、アルミ枠の結露などは解消しません。ガラス交換の場合はガラス面が小さい窓より大きい窓の方が、より断熱効果を実感する事が出来ます。(写真引用:YKKAP
)
床下は・・・??
床下は、シロアリ
の防蟻処理や給排水のメンテナンスの為、通常設けられている床下点検口から内部に人が入れるようになっています。そこで点検口から床下に潜り、床板の裏側から断熱材を追加で張り上げたり、吹き付けたりすることが出来ます。床の断熱性が上がると、足元に直接触れる冷たさが解消される為、体感的にはより効果を実感できる様になります。また、床暖房を入れた場合の暖房効率も良くなります。在来工法の木造住宅は床と壁の間に隙間が開いていることが多い為、この隙間を塞ぐ「気流止め」という処理を行うと、より一層の断熱効果を期待できます。発砲系の断熱材を吹き付ける場合は隙間を塞ぎやすい為、気密性を確保しやすいというデメリットもある為、防蟻剤入りの断熱材を選ぶなど考慮が必要ですね。
お問い合わせはこちらまで
記事内に記載されている金額は2021年08月31日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。