外壁塗装の現場調査に伺いました
こちらが今回現場調査をしたお宅になります。3階建ての築年は16.7年ほどとの事です。
外壁
外壁
部分が、タイル調とサイディング部分とあります。
タイル部分はクリヤー塗装で仕上げていこうと考えております。今回ご提案させていただいた、クリヤー塗料は、日本ペイントのUVプロテクトクリヤーという塗料です。デザイン性の高いサイディングボードの美しさをそのままに、更に長持ちします。
UVプロテクトクリヤーとは
UVプロテクトクリヤーシリーズは、セラミック系樹脂タイプとフッ素樹脂タイプ、それぞれ超耐候性を実現します。緻密で強力に結合した分子構造と紫外線吸収剤の働きで外壁の劣化を長時間抑えます。UVプロテクトクリヤーシリーズなら、サイディングボードを新築時に近い風合いのまま長期に維持できます。
外壁部分
こちらのサイディング部分は、日本ペイントのパーフェクトトップを使用したいと考えております。外壁のシーリングは打ち替えでご提案させていただきました。
付帯部
他にも、水切り・排水管・樋・幕板・軒天なども、ケレンしてからの錆止め塗装をしてから塗装を考えております。
水切り・排水管・樋・幕板はファインパーフェクトトップ、軒天部分は、水性ケンエースでご提案させていただきました。
屋根部分
屋根に関しましては、足場を組まないと確認できませんが、パミールの可能性があります。
〇屋根材パミールとは
パミールとは、外壁メーカーのニチハ株式会社が製造・販売していたスレート屋根材です。
それまでの屋根材には、アスベストが含まれていましたが、アスベストによる健康被害が発覚して以降、アスベストを含まない屋根材としてパミールは開発されました。しかし、性能については十分に検証されないまま販売されたため、施工から数年で不具合が見つかり、クレームや訴訟といった大きな社会問題に発展しました。
〇屋根材パミールとは
パミールとは、外壁メーカーのニチハ株式会社が製造・販売していたスレート屋根材です。
それまでの屋根材には、アスベストが含まれていましたが、アスベストによる健康被害が発覚して以降、アスベストを含まない屋根材としてパミールは開発されました。しかし、性能については十分に検証されないまま販売されたため、施工から数年で不具合が見つかり、クレームや訴訟といった大きな社会問題に発展しました。
パミールの劣化症状や不具合とは
〇層状剥離
パミールは、薄い屋根材で何層も重ねて設置します。施工した直後は、見栄えもいいのですが、7年ほど過ぎるとミルフィーユ状に先端が剥がれてきます。そして、数年でボロボロの状態となり、少しずつ欠けてズレ落ちる現象が現れるようになります。この症状は、パミールの粘着性や耐久性が低いことで引き起こされる不具合として有名です。
〇先端部分が白っぽくなる
屋根材の先端が白っぽくなるのは、層状剥離の初期症状です。劣化が始まっている証拠でこれを放置するとあっという間に全体へ症状が広がっていきます。白っぽく見えるのは、表面剥離が起こり、白い基材が表に出ていてるからです。パミールは吸水性が高く水分を含むと気温差によって凍結と融解を繰り返し、やがて基材が耐えられずに表面剥離を起こしてしまいます。
〇釘の腐食
パミールは販売当初に専用の釘を無償で配布していました。この釘の頭が腐食を起こし、錆て消失することで屋根材のズレを生みます。「ラスパート釘」と呼ばれるこの釘は、鉄に亜鉛メッキを施して化成被膜で覆い焼き付けて塗装されています。一般的な製品として、ホームセンターでも並べられている為、不具合の原因が釘であるかどうかは明らかにはなっていません。ただ釘の不具合については、メーカーからの発表があり、【メッキ処理の薄い釘が混ざっていた
パミールは、薄い屋根材で何層も重ねて設置します。施工した直後は、見栄えもいいのですが、7年ほど過ぎるとミルフィーユ状に先端が剥がれてきます。そして、数年でボロボロの状態となり、少しずつ欠けてズレ落ちる現象が現れるようになります。この症状は、パミールの粘着性や耐久性が低いことで引き起こされる不具合として有名です。
〇先端部分が白っぽくなる
屋根材の先端が白っぽくなるのは、層状剥離の初期症状です。劣化が始まっている証拠でこれを放置するとあっという間に全体へ症状が広がっていきます。白っぽく見えるのは、表面剥離が起こり、白い基材が表に出ていてるからです。パミールは吸水性が高く水分を含むと気温差によって凍結と融解を繰り返し、やがて基材が耐えられずに表面剥離を起こしてしまいます。
〇釘の腐食
パミールは販売当初に専用の釘を無償で配布していました。この釘の頭が腐食を起こし、錆て消失することで屋根材のズレを生みます。「ラスパート釘」と呼ばれるこの釘は、鉄に亜鉛メッキを施して化成被膜で覆い焼き付けて塗装されています。一般的な製品として、ホームセンターでも並べられている為、不具合の原因が釘であるかどうかは明らかにはなっていません。ただ釘の不具合については、メーカーからの発表があり、【メッキ処理の薄い釘が混ざっていた
】
と公表されています。
パミールなのか見分ける方法
パミールを使用しているかどうかは、図面や設計図、デザインで判断できます。パミールのデザインは、屋根材に先端の5つの凸凹があり、その凸凹は均等な間隔で並んでいます。更に薄い縦のラインもあるので遠目から確認してみるのもいいかもしれませんね。確認する際は、決して屋根に上らないように注意してください。危険ですのでわからない場合は、業者に頼みましょう。
パミールが塗装できない理由
パミールは層状剥離が起こるので、塗装をしても屋根材事剥がれてしまいます。そのためどれだけ高性能な塗料を使用しても屋根の耐久性は増しません。また塗装前の高圧洗浄も出来ません。水圧によって屋根材がバラバラになる可能性が高いからです。
なので今回は、屋根点検後としてのお見積りを作成させていただきました。パミールでなかった場合は、日本ペイントのファインパーフェクトでの塗装をご提案させていただきました。パミールだった場合は、葺き替え工事をご提案させていただきました。その場合IG
KOGYOのスーパーガルテクトでのご提案をさせて頂きました。
パミールのメンテナンス方法
パミールのメンテナンス方法は、【葺き替え
カバー工法
葺き替えは、パミールを全撤去してから、新しい屋根材を設置する方法になります。屋根材だけではなく下地の木材や防水シートなどもすべて新しいものに交換することができる為、屋根全体の耐久性が向上するメリットがあります。屋根の寿命を延ばしたい方や屋根を軽量化したい方、雨漏りしている方にお勧めになります。しかし、費用を抑えたい、工期を短くしたい方には、不向きになります。
】
か【カバー工法
】
になります。カバー工法
は、パミールはそのまま残して、その上から新しい屋根材を被せる方法になります。屋根材が二重になるので、断熱性や遮音性が向上するメリットがあります。コストを抑えたい方や早く施工を終わらせたい方などにオススメです。しかし、屋根の劣化が激しかったり雨漏りしている場合や、既にカバー工法を行っている屋根には、不向きとなります。葺き替えは、パミールを全撤去してから、新しい屋根材を設置する方法になります。屋根材だけではなく下地の木材や防水シートなどもすべて新しいものに交換することができる為、屋根全体の耐久性が向上するメリットがあります。屋根の寿命を延ばしたい方や屋根を軽量化したい方、雨漏りしている方にお勧めになります。しかし、費用を抑えたい、工期を短くしたい方には、不向きになります。
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記事内に記載されている金額は2023年02月18日時点での費用となります。
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