こちらの３階建てのマンションにお伺いさせていただきました。今回のお客様は以前から弊社を御贔屓にしてくださっているお客様になります。何か御悩み事があると弊社にご連絡くださりいつもありがとうございます。では雨漏り調査をしていきたいと思います！
こちらのトイレの換気扇部分から雨漏りがあるとのことです。まずは屋上部分に原因があると思われますので、屋上を確認させていただきました。
屋上は塩ビシート防水です。防水自体切れいている状態でした。膨れや破れが数か所確認できました。塩ビシート防水とは、塩化ビニル樹脂に可塑剤を入れたものをシート状にしたもので機能性に優れています。耐摩耗性・耐候性・耐圧縮性・耐熱性などを有しているため耐久性が高く標準耐用年数は、１０年から２０年と１０年以上の長期間使用可能です。
今回の既存の防水は、機械固定工法です。塩ビシートを鋼板やビスによって固定する防水工法になります。シートを上から被せて施工する為、既存の防水層の撤去は不要です。更に下地の調整も不要なので時間や手間を大幅にカットできる工法になります。防水層は、どの工法をしても紫外線や太陽熱、雨風等により劣化してしまいます。
塩ビシート防水の寿命が過ぎてしまうと、
①漏水・雨漏り
②建物の寿命に影響
③建物の資産価値の低下
等のリスクが出てきてしまいます。
漏水・雨漏り塩ビシート防水の寿命が過ぎると、漏水や雨漏りが起こる可能性が非常に高まります。
雨漏りから建物を守るためのシートなので、今回のようなシートの破れ・捲れなどが生じ機能しなくなると雨水が入ってしまい漏水、雨漏りの原因になってしまいます。
建物の寿命に影響雨水が親水すると雨漏りとして水滴が落ちてくるだけでなく建物の内部や天井裏を腐食させたり、濡れた個所からカビを発生させたりします。そうなると建物自体の寿命が短くなります。その建物で作業や生活している人の安全にもかかわる事態になってしまいます。
建物の資産価値の低下建物の寿命自体が短くなると建物の資産価格は下落します。寿命が短くなり、劣化状態（防水対策が気のしていない・内部に腐食している箇所がある・何か所もカビが生えてしまっている）を放置していては築年数と共に資産価値は下がってしまいます。
今回は、応急処置として劣化部分にコーキング処理をして様子を見ることになりました。劣化箇所は１箇所だけではなくいくつか確認できましたので、すべてコーキングで補修を致しました。今回は本当に応急処置なので、近いうちに防水工事は行うべきかと思われます。
記事内に記載されている金額は2024年02月08日時点での費用となります。
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