2階建てハイツの外壁改修の現場調査に行ってきました。
建物全体の退色が目立ちます。クラックもあちこちに
見られます。前回塗装してから15~16年は経って
いる感じです。建物は鉄骨ALC造です。
今の所雨漏りはしていないという事ですが
今にも雨漏りしそうな印象を受けました。
ALCの外壁の場合塗膜で防水性能を
保持しています。ALC板の中は軽石の
ように気泡が沢山あり直接雨にあたると
内部に浸透します。それを塗膜で防止
しているので塗膜が劣化すると雨漏りの
可能性があるので早めの手入れが必要です。
シヤッター雨戸ボックスがかなり
錆びています。
新品のシヤッターボックスは焼き付け塗装をしていますので
結構長持ちします。その部分が錆びついているのは長年
手入れをしてなという事ですね、最近の酸性雨の影響もあり
錆びついてくるのが早くなっています。酸性雨は銅板でも穴が
空きますので怖いですね。地球環境も変わってきていますので
メンテナンスのサイクルも少し早くなったように思います。
ALC板の目地部分のシールが割れています。
ここがALC板の継ぎ目になりますのでヒビ割れがするとここから
雨が侵入して雨漏りの原因になりますので常に点検して注意が
必要です。
雨漏りがしてしまうと内部まで補修しなくてはなりませんので
余分な費用がかかり負担が大きくなるので少しでも異変が
あれば早めに業者に相談し最悪応急手当でもしておくほうが
得策です。
この写真も目地のシール部分です。色が黒くなっているのが
分かるとおもいます。なぜ黒く変色しているのかお分かりですか
これはシーリング材には耐久性を高めるために可塑剤という
化学物質が含まれています。この可塑剤という化学物質は
一酸化炭素や空気中に含まれる汚れ等を引き寄せる性質が
あります。それで黒く汚れているわけです。
最近のシーリング材は進化してノンブリード型といって可塑剤
が含まれていないので黒く変色することも無くなりましたので
安心です。
外壁に大きなヒビ割れが有ります。
ここまで大きくなるとサンダーを使ってカットしなくてはなりません。
樋が邪魔をしているので樋を1度はずして作業が終わったら
また元のところへ付けます。手間がかかりますがそれしか方法が
有りませんね。
手間を惜しむより確実に作業することを優先しなくてはなりません。
工事をやっているといろいろ根気よくやらないといけない場面が
出てきますが1つ1つ丁寧に確実にやっていかないとだめですね。
建物の基礎部分にもクラックが入っています。
基礎部分ですので直接雨漏りにはなりませんが処置は
した方がいいです。
水分が床下に侵入して湿気が多くなると室内にカビの発生
する可能性が高まり健康にも被害がでるかもしれません。
白アリも湿気を好みますので被害がでると怖いですね。
いずれにしても建物には湿気は天敵ですので悪くなる
可能性のある箇所は早めに処置することをおススメします。
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