サイディングのメンテナンスをご希望でした
新宿区中落合にお住いのお客様よりご依頼いただき、外壁の調査を行ってまいりました。外壁材には窯業系サイディングが使用されておりました。早速調査をしていくと、塗膜の浮きや剥がれが多く見当たりました。築年数をお尋ねすると、築12年目とのことでした。築12年でここまでひどい状態になるのはなかなかないのではないでしょうか。四隅の部分は特にひどく、全体的に剥がれが生じている状態でした。
四隅の方でひと際剥がれのひどい部分で内部を覗くことができましたので見てみると、直貼りの工法がなされておりました。サイディングの施工方法には2種類あり、通気層を設けた通気工法と、直接固定する直貼り工法です。通気工法は胴縁と呼ばれる木材(現在は樹脂製のものもあります)を取り付け、その上にサイディングを固定することによって空気の通る層を設け、湿気などが溜まりにくくする工法で、直貼り工法とはその名の通り透湿防水シートの上に直接固定する方法で、間に湿気を逃がすことができないので内部結露や塗膜の膨れなどの症状を引き起こす可能性のあるものです。
直貼り工法は1990年代に多くとられた手法ですが、先述のようなデメリットがあり、近年ではあまり見ない手法になっています。
直貼り工法のサイディングで気を付けなければならないのは、塗料の選択です。使用する塗料は透湿性の高いものを使用しましょう。そうしないと内部の湿気が外側に行く際、塗膜の膨れや破れを生じさせてしまうおそれがあります。また、経年で塗膜の破れなどがひどい場合には塗装ではなく、張り替えや外壁のカバー工事をおススメいたします。
他の部分も劣化が見られました
四隅の部分では塗膜の剥がれもあったのですが、詰めてあったバックアップ材が飛び出してきておりました。バックアップ材とは、コーキング材やパテを埋める際に詰め物として使うものです。しかしながらコーナー部分にコーキング材が打ってあった形跡が見られませんでしたのでバックアップ材を詰めてそのまま塗装をしたか、パテを詰めていたが劣化と建物の動きでひび割れて落ちてしまったかが考えられます。また、サイディングは縦張りのものだったのですが、横目地が劣化してひび割れが生じておりました。目地のひび割れを放置してしまうと雨漏りの原因にもなってしまいますのでお気を付けください。
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