私は施工管理技士として30年以上、ハウスメーカーの建物をはじめ多くの住宅や工場、倉庫の塗装・防水・シーリング工事を手がけてきました。
今回は、屋根や外壁の温度上昇を防ぎ、省エネ効果も期待できる「遮熱塗料」と「断熱塗料」について、その違いや効果、施工のポイントを詳しく解説します。
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遮熱塗料
太陽光の中でも熱エネルギーを持つ近赤外線を反射し、屋根や外壁の表面温度の上昇を抑えます。
夏場の室内温度を下げ、冷房の使用量削減につながります。
遮熱塗料で快適生活！こんな方にお勧めです
断熱塗料
熱の移動そのものを抑える性質を持ち、冬場の室内保温にも効果あり。
遮熱塗料よりも施工単価は高めですが、年間を通じて快適性を保ちやすい特徴があります。
屋根・外壁を断熱塗料で塗装したときの効果、遮熱塗料との違いは？
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室内温度の低下
夏場は室温が2〜5℃ほど下がるケースもあり、エアコンの稼働時間を削減できます。 -
電気代の節約
冷房費の節約効果が期待でき、工場や倉庫では電力使用量の削減による大幅なコストダウン事例もあります。 -
屋根・外壁の劣化防止
表面温度を抑えることで、紫外線や熱による劣化スピードを遅らせます。 -
環境負荷の軽減
省エネ効果によってCO₂排出削減にも貢献。
・色選びで効果が変わる（白や淡色は効果大、濃色はやや劣る）。
・断熱塗料は初期費用が高め。
・効果を十分に発揮するには、下地処理や適正な施工が必須。
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地域特性：夏場の猛暑日が多く、屋根表面温度は60℃以上になることも珍しくありません。
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遮熱塗料で夏の冷房負荷軽減、断熱塗料で年間の温熱環境を快適に保つ施工が効果的。
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工場や倉庫では、キュービクル電気代削減効果も期待できます。
記事内に記載されている金額は2025年08月14日時点での費用となります。
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